フォルクスワーゲンの最小コンパクトSUV「T-Cross」が日本での販売をスタート!

フォルクスワーゲンが新型コンパクトSUVT-Cross」を日本で発売。受注は発表から2カ月ですでに1800台超えを達成

 フォルクワーゲン・グループ・ジャパンは128日、コンパクトSUVの新型「T-Cross(ティークロス)」を発売した。車種展開は導入記念特別仕様車「T-Cross TSI 1st(ファースト)」「T-Cross TSI 1st Plus(ファーストプラス)」の2グレードで構成。車両価格はT-Cross TSI 1st2999000円、T-Cross TSI 1st Plus3359000円に設定する。なお、新型T-Crossは昨年の1127日より日本での予約受注を開始しているが、受注台数は2カ月あまりですでに1800台超えを達成したそうだ。

VW T-Cross 1st 1.jpg▲フォルクスワーゲンT-Cross TSI 1st Plus 価格:7SMT3359000円 全長4115×全幅1760×全高1580mm ホイールベース2550mm 車重1270kg 乗車定員5名 パワートレインには999cc直列3気筒DOHC12V直噴インタークーラー付ターボエンジン(116ps)+7DSGを搭載。シューズには7J×18アルミホイール(5ダブルスポーク)+215/45R18タイヤを履く

 新型T-Crossの特徴を、改めて紹介しよう。フォルクスワーゲンのSUVファミリーのなかで最小クラスのモデルで、キャッチコピーに"TさいSUV"を掲げるT-Crossは、フォルクスワーゲンの生産モジュール方式「MQBModularer Querbaukasten)」を採用し、このクラスで最小レベルのコンパクトなボディでありながら、広々とした居住空間と荷物を豊富に積載できるラゲッジスペースを両立した、実用性の高いパッケージングを実現したことが訴求点である。

VW T-Cross 1st 4.jpg▲フォルクスワーゲンT-Cross TSI 1st 価格:7SMT2999000円 全長4115×全幅1760×全高1580mm ホイールベース2550mm 車重1270kg 乗車定員5名 シューズには6J×16アルミホイール(5ダブルスポーク)+205/60R16タイヤを装着

 エクステリアについては、最新のVW流デザインを具現化したうえで、SUVらしいスクエアで力強いルックスを創出。具体的には、存在感のあるボンネットにヘッドライトと一体化したワイドなラジエターグリル、ボディサイドを水平に走るキャラクターライン、力強くパワフルな造形に仕立てたショルダー部、横幅一杯に広がるブラックトリムフレームを備えたリフレクターバンドを組み込む個性的なリアセクションなどを特徴とする。ボディサイズは全長4115×全幅1760×全高1580mm、ホイールベース2550mmに設定した。

VW T-Cross 1st 2.jpg▲コネクテッドカーとしての機能を有するVolkswagen純正インフォテイメントシステム"Discover Pro"を標準装備。写真はT-Cross TSI 1st Plusのデザインパッケージのオレンジ仕様。日本導入モデルのハンドル位置は右

 インテリアに関しては、最大5名の乗員がリラックスできる広々としたキャビン空間に、高い着座位置により良好な前方視界を確保したフロントシート、最大14cmの前後スライドと64分割可倒機構を備えたリアシートなどを組み込んだことがトピックだ。また、ラゲッジスペースはクラストップレベルの455リットル(後席使用時)~1281リットル(後席フル可倒時)を実現。機能面では、コネクテッドカーとしての機能を有するVolkswagen純正インフォテイメントシステム"Discover Pro"、コネクティビティ機能"App-Connect"とテレマティクス機能"GuideInform"で構成するモバイルオンラインサービス"Volkswagen Car-Net"、スマートエントリー&スタートシステム"Keyless Access"、ケーブルに接続せずにスマートフォンを充電できるスマートフォンワイヤレスチャージングなどを装備した。

T-Cross TSI 1st 3.jpg▲写真はT-Cross TSI 1st Plusのデザインパッケージのオレンジで、チタンブラック/オレンジのスポーツコンフォートシート(運転席&助手席)を特別装備する

 これら新進の内外装デザインに加え、T-Cross TSI 1st Plusではより個性を際立たせるデザインパッケージ(Design Package)を採用する。基本カラーにブラック、オレンジ、グリーンの3色を設定し、このカラーでドアミラーやアルミホイール、インテリアパネルなどを彩った。

▲安全運転支援システムとしてプリクラッシュブレーキシステム"Front Assist"(写真)やアダプティブクルーズコントロール"ACC"などを装備する

 パワーユニットには1.0TSI999cc直列3気筒DOHC12V直噴インタークーラー付ターボエンジン(116ps/50005500rpm200Nm/2000rpm3500rpm)を搭載。トランスミッションには7DSGを組み合わせ、前輪を駆動する。また、自動的にアイドリングをストップする"StartStopシステム"やバッテリーへの充電を効率よく行う"ブレーキエネルギー回生システム"などで構成する"BLUE MOTION TECHNOLOGY"を組み込み、燃費性能はJC08モードで19.3km/リットル、WLTCモードで16.9km/リットルを達成した。一方、懸架機構には専用セッティングの前マクファーソンストラット/後トレーリングアームを採用し、シューズにはT-Cross TSI 1st6J×16アルミホイール(5ダブルスポーク)"Rochester"+205/60R16タイヤを、T-Cross TSI 1st Plus7J×18アルミホイール(5ダブルスポーク)"Köln"+215/45R18タイヤを装着。安全運転支援システムとして、アダプティブクルーズコントロール"ACC"(全車速追従機能付)やプリクラッシュブレーキシステム"Front Assist"(歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)、駐車支援システム"Park Assist"、ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)、ハイビームアシスト、ドライバー疲労検知システム"Fatigue Detection System"などを標準で装備している。

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