スズキは2月4日、小型ハッチバックモデルのイグニスのマイナーチェンジを行い、同日より発売した。
▲スズキ・イグニス・ハイブリッドMZ(2WD) 価格:CVT178万8600円 全長3700×全幅1660×全高1605mm ホイールベース2435mm 車重880kg 乗車定員5名 5スロットグリルをモチーフとした新造形のフロントグリルを採用。写真のボディカラーはフレイムオレンジパールメタリック
車種展開は以下の通り。
ハイブリッドMG:2WD152万2400円/4WD165万8800円
ハイブリッドMX:2WD165万円/4WD178万6400円
ハイブリッドMZ:2WD178万8600円/4WD192万5000円
ハイブリッドMF:2WD183万9200円/4WD197万5600円
今回の商品改良は、内外装の意匠変更や快適装備の拡充、SUV志向の「ハイブリッドMF」の追加設定などが訴求点だ。
▲スズキ・イグニス・ハイブリッドMF(2WD) 価格:CVT183万9200円 全長3700×全幅1690×全高1605mm ホイールベース2435mm 車重880kg 乗車定員5名 写真のボディカラーはタフカーキパールメタリック・ブラックツートンルーフ
まずエクステリアでは、5スロットグリルをモチーフとした新造形のフロントグリル、ボディと同色で仕立てた新リアバンパーなどを採用し、力強いルックスをいっそう強調する。一方でインテリアについては、シート表地やメーター盤面の意匠を変更したほか、センターコンソールやインサイドドアグリップのアクセントカラーに新色のブルーとガンメタリックを設定した。
▲メーター盤面の意匠を変更。ハイブリッドMFにはアクセントカラーにカーキ(写真)とガンメタリックの2色を設定する
次に快適装備に関しては、夜間の降車後にヘッドランプが一定時間点灯し周囲を照らすほか、乗車前に携帯リモコンにより遠隔でドアロックを解除した場合も自動でヘッドランプが点灯するガイドミーライト機能を組み込んだオートライトシステムを全車に標準採用したことがトピック。また、助手席シートヒーターを全車に標準装備(4WD車は従来より標準装備)したほか、助手席シートサイドポケットを新たに設定した(ハイブリッドMGを除く)。一方、安全面に関しては、デュアルカメラブレーキサポートをはじめとする充実の安全装備「スズキ セーフティ サポート」を全車に標準採用。経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ベーシック+」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当している。
▲SUV志向のハイブリッドMFには一部シルバー塗装を施したリアバンパーやルーフレール、フェンダーアーチモール、サイドアンダーモールを装備。ボディ幅は他グレードより30mm幅広く設定
そして新グレードの「ハイブリッドMF」は、エクステリアにスキッドプレート調デザインの専用フロントバンパーや一部シルバー塗装を施したリアバンパー、ルーフレール、フェンダーアーチモール、サイドアンダーモールを組み込んでSUVテイストを創出。インテリアにはタフで高級感のあるレザー調シート表地を採用したうえで、アクセントカラーにカーキとガンメタリックの2色を設定した。また、汚れをふき取りやすい防汚タイプラゲッジフロア(リアシートバック背面/スライドラゲッジボード)を標準で装備する。ボディカラーは新色タフカーキパールメタリックを加え、ブラックツートンルーフを含めた全16パターンをラインアップした。
▲ハイブリッドMFにはタフで高級感のあるレザー調シート表地を採用した
▲ハイブリッドMFは汚れをふき取りやすい防汚タイプラゲッジフロアを標準で装備する
パワートレインに関しては基本的に従来と共通で、K12C型1242cc直列4気筒DOHC16V・VVTエンジン(91ps/12.0kg・m)にISGによるモーターアシストを組み合わせたマイルドハイブリッド、高効率なCVTのトランスミッション、2WD(FF)またはフルタイム4WDの駆動機構を採用。ボディサイズは全長3700×全幅1660~1690×全高1605mm/ホイールベース2435mmに設定している。