スズキのインド4輪子会社のマルチ・スズキ・インディア社および2輪子会社のスズキ・モーターサイクル・インディア社は、2月5日から12日にインド・デリー近郊で開催される「オートエキスポ2020」の出展概要を発表した。
▲インドの「オートエキスポ2020」でワールドプレミアを飾ったEVコンセプトモデル「Concept FUTURO-e」。クーペとSUVを高度に融合させたスタイリングを纏う新コンセプトの電気自動車だ
4輪車における最大の注目モデルは、世界初公開の「Concept FUTURO-e(コンセプト・フュートゥロ・イー)」だ。クーペとSUVを融合させたEVのコンセプトモデルである同車は、若者層が求める力強く刺激的なデザインを人気のSUVセグメントで表現することで、マルチ・スズキが考える新しい時代のクルマのスタイルを提案している。
このほかマルチ・スズキは、インド市場で要望が多かったガソリンエンジンを搭載し、4 月から始まる新しい排ガス規制(BS6)に対応した主力コンパクトSUV「ビターラ・ブレッツァ」やSUVテイストを強めた新デザインのプレミアムコンパクトカー「イグニス」など、計17台の4輪車を展示する。一方、スズキ・モーターサイクルはインドで生産する国内向け完成車モデルをすべてBS6対応車として出展。主力スクーターの「アクセス125」をはじめ、スポーツバイク「ジクサー250」、スクーター「バーグマン・ストリート」のMoto GPカラーモデルを参考出品するなど、合わせて23台の2輪車を披露している。