日産自動車と関連会社のオーテックジャパン、そしてニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO)は2月6日、インテックス大阪において2020年2月14日~16日に開催される大阪オートメッセ2020での出展概要を発表した。
今回の大阪オートメッセでは、今年1月開催の東京オートサロン2020で初披露された最新の市販スポーツモデルやカスタマイズモデルが、大挙して展示される。
注目の出展車両を見ていこう。
▲日産スカイライン400R SPRINT CONCEPT 市販モデルの400Rをいっそうレーシーに仕立てたことが特徴で、エクステリアにはスポーティな印象を与える新造形の前後バンパーやリアスポイラー、20インチ鍛造アルミホイールなどを装備する
まず日産では、今年9月に発売した改良新型スカイラインをベースとする2台のコンセプトモデル、「スカイライン400R SPRINT CONCEPT」と「スカイラインDELUXE ADVANCED CONCEPT」に注目だ。スカイライン400R SPRINT CONCEPTは市販モデルの400Rをいっそうレーシーに仕立てたことが特徴で、エクステリアにはスポーティな印象を与える新造形の前後バンパーやリアスポイラー、20インチ鍛造アルミホイールなどを装備。また、ボディはホワイトシルバーとマットブラックをベースにフローセントグリーンのアクセントを施し、圧倒的な走りのポテンシャルを全身で表現する。一方、スカイラインDELUXE ADVANCED CONCEPTはラグジュアリーをテーマにカスタマイズ。エクステリアはマットブラウンとマットシルバーで彩り、さらに伝統のサーフィンラインをイメージしたカラーリングで演出。内包するインテリアは上質なツートンレザーシートを組み込むことで、より華やかで豊かなキャビン空間を創出した。
▲日産スカイラインDELUXE ADVANCED CONCEPT ラグジュアリーをテーマにカスタマイズ。エクステリアはマットブラウンとマットシルバーで彩り、さらに伝統のサーフィンラインをイメージしたカラーリングで演出した
日産ブランドではほかにも、GT-RとフェアレディZの50周年記念モデルを出展する予定だ。
▲日産GT-R 50th Anniversary 2020年モデルの新色として採用したワンガンブルーのボディカラーに高品質の専用ホワイトステッカーを組み合わせてスペシャル感を際立たせた
▲日産フェアレディZ 50th Anniversary 1970年にアメリカのSCCA(スポーツ・カー・クラブ・オブ・アメリカ)のレースで優勝した「Datsun 240Z BRE」のデザインを新たな形で再現する
次にオーテックでは、休憩や車中泊が可能なベッドシステムを搭載したコンセプトカー「セレナe-POWER AUTECH Multi Bed CONCEPT」と、エルグランドをベースにオーテックならではのスタイリングを表現した「エルグランド AUTECH CONCEPT」を特別展示する。いずれのコンセプトモデルも、オーテックジャパン創業の地である湘南・茅ヶ崎の"海"と"空"のイメージから想起したブルーのボディカラーで彩った。
▲日産セレナe-POWER AUTECH Multi Bed CONCEPT 休憩や車中泊が可能なベッドシステムを搭載したコンセプトカー
▲日産エルグランド AUTECH CONCEPT 専用開発の外装パーツを満載してオーテックならではのスタイリングを創出した
そしてNISMOでは、大幅な進化を果たした2020年モデル「GT-R NISMO」やスポーツ性能を高めた電気自動車の「リーフNISMO」を披露する。また、SUPER GT 2019のGT500クラスに出場した「MOTUL AUTECH GT-R」も展示され、会場では人気のキッズ向け乗り込み体験を実施する予定だ。
▲日産GT-R NISMO 2020年モデル 2018年のGT3レーシングカーから使用している新型のターボチャージャーや新開発の超高性能カーボンセラミックブレーキなどを組み込んで走行性能をいっそう高めた
▲日産リーフNISMO 専用のエクステリアデザインに専用サスペンション、18インチタイヤ、専用ブレーキなどを採用する