ホンダからバレンタインのプレゼント! 新型フィットが個性豊かな5タイプをラインアップして待望の市場デビュー
ホンダは2月13日、第4世代となる新型フィットを発表し、2月14日に発売するとアナウンスした。
車種展開は以下の通り。
■1.5リットルDOHC i-VTEC+2モーターハイブリッド搭載車
e:HEV BASIC:2WD199万7600円/4WD219万5600円
e:HEV HOME:2WD206万8000円/4WD226万6000円
e:HEV NESS:2WD222万7500円/4WD242万5500円
e:HEV CROSSTAR:2WD228万8000円/4WD248万6000円
e:HEV LUXE:2WD232万7600円/4WD253万6600円
■1.3リットルDOHC i-VTEC搭載車
BASIC:2WD155万7600円/4WD175万5600円
HOME:2WD171万8200円/4WD191万6200円
NESS:2WD187万7700円/4WD207万5700円
CROSSTAR:2WD193万8200円/4WD213万6200円
LUXE:2WD197万7800円/4WD218万6800円
▲新型ホンダ・フィットは歴代モデルで継承している広い室内空間や5ナンバー規格ボディ(除CROSSTAR)の使い勝手のよさはそのままに、グローバルで通用する新しい時代のコンパクトカーのスタンダードを目指して開発。新しいクルマづくりの考え方として、数値では表せない"感性価値"を徹底追求した
新型フィットは、歴代モデルで継承している広い室内空間や5ナンバー規格ボディ(除CROSSTAR)の使い勝手のよさはそのままに、グローバルで通用する新しい時代のコンパクトカーのスタンダードを目指して開発された。具体的には、新しいクルマづくりの考え方として、数値では表せない"感性価値"を徹底追求。ユーザーの生活に寄り添うような4つの心地よさを具現化する。さらに、ユーザーのライフスタイルおよびライフステージに合わせて選択できる5つのタイプをラインアップした。
4つの心地よさについては、①心地よい視界②座り心地③乗り心地④使い心地の実現を主要テーマに据える。
まず心地よい視界は、フロントピラーを従来とは異なる断面構造にするとともに、万が一の衝突時にはボディへ荷重を流す構造を採用。十分な衝突安全性能と、ワイドで優れた視認性を両立させる。また、インテリアパネルは水平・直線基調のデザインにすると同時に、車内からワイパーを見えにくくすることで、運転時の心地よい視界を確保した。
▲極細化を成し遂げた閉断面レスピラー構造やメーターパネル上下寸法短縮およびバイザーレス化などによってワイドですっきりした前方視界を実現。ステアリングにはエアバッグモジュールを小型化してセンターパッドを小さくした2本スポークタイプを採用する。写真はe:HEV HOMEのインパネ
次に座り心地では、フロントシートに上級セダンへの搭載も見据えて新しく開発した、新世代のボディスタビライジングシートを採用。身体をしっかり保持する面支持構造とすることで、長時間ドライブでも疲れにくく、やわらかな座り心地が味わえるシート構造とした。一方、リアシートは従来と同等のアレンジ性を実現したうえで、大人がストレスなく座れる広さと厚みのあるパッドを採用することで、上級セダン並の快適な座り心地を創出した。
3点目の乗り心地に関しては、小型化した2モーターハイブリッドシステムにより、日常シーンのほとんどをモーターでなめらかに走行。前マクファーソンストラット、後H型トーションビームの足回りも新パワーユニットに合わせたセッティング変更を実施し、優れた環境性能とともに、心地よい走りと力強い加速で、快適な乗り心地を具現化した。
そして4点目の使い心地では、歴代フィット同様の広い室内空間を継承しつつ、普段の生活から長距離ドライブまで、乗員すべてが快適に過ごせるよう、ストレスなく使える収納レイアウトなど、移動をサポートする使い心地を実現した。
車両タイプについては、BASIC(ベーシック)/HOME(ホーム)/NESS(ネス)/CROSSTAR(クロスター)/LUXE(リュクス)という5仕様を設定し、多様なユーザー志向に対応する。
▲BASICは親しみを感じさせるシンプルな内装デザインを採用。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」は前方を広角に検知するフロントワイドビューカメラを新たに組み込んだ
BASICは、デザイン性と快適性を兼ね備えた基本のタイプ。やわらかな表情をつくるフロントフェイスやシームレスで流れるようなフォルムなど、親しみを感じさせるシンプルなデザインで構成した。
▲HOMEはソフトグレー(写真)/ブラックの内装色にプライムスムース×ナチュラルテキスタイルのコンビシート、本革巻きステアリング、プライムスムースのソフトパッドなどを採用して質感高く居心地のよい空間を創出する
HOMEは、良質な素材を用いたナチュラルな風合いのコンビシート、本革巻きステアリングやプライムスムースのソフトパッドなど、全体のカラーや素材に統一感を持たせたことがトピック。質感が高く、リラックスできるこだわりのキャビン空間を創出した。
▲NESSはファッショナブルなカラーコーディネートとともに、シートとインパネソフトパッドの表皮に撥水性の高い素材を採用。健康的で快活なフィットネスライフを提案する
NESSは、気分が盛り上がるカラーコーディネートとともに、シートとインパネソフトパッドの表皮に撥水性の高い素材を採用。ドライブをよりいっそう楽しめるよう、フィットネススポーツのような、軽快でファッショナブルなアレンジで仕立てた。
▲CROSSTARは街にもアウトドアにも似合う専用のエクステリアデザインと大径タイヤを採用。コンパクトでありながらタフなイメージを演出した。写真のボディカラーは専用色のサーフブルー
CROSSTARは、街にもアウトドアにも似合う専用のエクステリアデザインと大径タイヤを採用。インテリアには、シートとインパネソフトパッドの表皮に撥水性の高い素材を採用するなど、コンパクトでありながらタフなイメージを演出した。
▲LUXEは優雅で心地よい時間が過ごせる室内空間に専用アレンジの外装パーツを装着して上質感をより際立たせる。内装色はブラウン(写真)/ブラックの選択が可能
そしてLUXEは、優雅で心地よい時間が過ごせる空間を目指し、質感や手触りのよさを追求した専用の本革シートを標準装備。エクステリアにはプラチナ調クロームメッキや専用デザインの16インチアルミホイールを装備し、上質感をより向上させた。
外板色はモノトーンカラーにプレミアムサンライトホワイトパール/プレミアムクリスタルレッドメタリック/プラチナホワイトパール/ルナシルバーメタリック/シャイニンググレーメタリック/エアーライトブルーメタリック/ミッドナイトブルービームメタリック/クリスタルブラックパール/プレミアムグラマラスブロンズパール/サーフブルー(CROSSTAR専用色)を、ツートンカラーにプレミアムサンライトホワイトパール&ブラック/プレミアムクリスタルレッドメタリック&ブラック/プラチナホワイトパール&ブラック/ルナシルバーメタリック&ブラック/シャイニンググレーメタリック&ブラック/エアーライトブルーメタリック&ブラック/ミッドナイトブルービームメタリック&シルバー/クリスタルブラックパール&シルバー/プレミアムグラマラスブロンズパール&シルバー/サーフブルー&ブラック(CROSSTAR専用色)を、NESS専用アクセントツートンカラーにプレミアムサンライトホワイトパール&ライムグリーン/プラチナホワイトパール&ライムグリーン/ルナシルバーメタリック&ライムグリーン/シャイニンググレーメタリック&ライムグリーン/クリスタルブラックパール&ライムグリーンを用意。一方、内装色およびシート表地は、BASICにソフトグレー/ブラックおよびファブリックシートを、HOMEにソフトグレー/ブラックおよびコンビシート(プライムスムース×ナチュラルテキスタイル)を、NESSにブラック&ライムグリーン/ブラック&グレーおよび撥水ファブリックシートを、CROSSTARにブラック&グレーおよび撥水ファブリックシートを、LUXEにブラウン/ブラックおよび本革シート(フロントシートの座面、背もたれの一部、サイド部、背面およびリアシートには合成皮革やファブリックを使用)を採用する。ボディサイズはBASIC/HOME/NESS/LUXEが全長3995×全幅1695×全高1515~1565mm/ホイールベース2530mm、CROSSTARが同4090×1725×1545~1570mm/2530mmに設定した。
パワートレインに関しては、ハイブリッドモデルのe:HEV(イーエイチイーブイ)に新開発の高効率2モーターハイブリッドシステム、LEB型1496cc直列4気筒DOHC16Vアトキンソンサイクルエンジン(98ps/13.0kg・m)+H5型モーター(80kW/253N・m)+リチウムイオン電池を採用。一方、ガソリンエンジンモデルにはL13B型1317cc直列4気筒DOHC16Vアトキンソンサイクルエンジン(98ps/12.0kg・m)+CVT(サーボ油圧システムを新採用)を搭載する。駆動方式は2ユニットともに2WD(FF)とビスカスカップリング式4WDを用意。燃費性能はe:HEV BASIC(FF)でWLTCモード29.4km/リットルを達成し、またe:HEV BASIC(FF/4WD)/e:HEV HOME(FF/4WD)/e:HEV NESS(FF)/e:HEV CROSSTAR(FF)/e:HEV LUXE(FF)で2020年度燃費基準+50%、e:HEV NESS(4WD)/e:HEV CROSSTAR(4WD)/e:HEV LUXE(4WD)で2020年度燃費基準+40%、ガソリンエンジンモデルで2020年度燃費基準を達成した。
▲e:HEVのパワートレインには高効率な2モーターハイブリッドシステムを、ホンダのコンパクトカーとして初めて搭載。燃費性能はe:HEV BASIC(FF)でWLTCモード29.4km/リットルを達成する
全タイプに採用する先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の進化も訴求点。前方を広角に検知するフロントワイドビューカメラを新たに採用し、車両前後に装着した計8つのソナーセンサーとの組み合わせにより従来機能を大幅に拡充する。また、ホンダとして初めて近距離衝突軽減ブレーキを組み込み、全タイプに標準で装備した。
コネクティッド機能の刷新も注目ポイントだ。ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を日本初搭載。スマートフォンによるリモート操作や事故などの緊急時にクルマ自体が緊急サポートセンターにつながり、迅速で的確な対応が可能となるトラブルサポート、そして異常を検知した際にガードマンを派遣できるHonda ALSOK駆けつけサービス、これらのサービスを提供する「Honda Total Careプレミアム」を、新型フィットに採用している。