トヨタ自動車は米国東部時間2月13日、フロリダ州デイトナでエンジンに改良を加えて最高出力を高めたGRスープラの3リットルモデルを発表した。
▲GRスープラに搭載するB58型2997cc直列6気筒DOHC24V直噴ターボエンジンが改良を実施。エグゾーストマニホールドの構造変更や新ピストンの採用による圧縮比の変更などにより、最高出力は従来の335hpから382hpへと14%アップした
GRスープラはTOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」の第1弾グローバルモデルとして登場し、日本では昨年5月に発売している。今回のエンジン改良では、B58型2997cc直列6気筒DOHC24V直噴ターボのエグゾーストマニホールドの構造変更や新ピストンの採用による圧縮比の変更などを実施。最高出力は従来の335hp/5000~6500rpmから382hp/5800~6500rpm(従来比+14%)に、最大トルクは従来の365lb.ft.(約495N・m)/1600~4500rpmから368lb.ft.(約500 N・m)/1800~5000rpmに向上する。これにより、0→60mph(約96km/h)加速は3.9秒と、従来モデルより0.2秒短縮した。
▲シャシー関連ではフロント部にブレースを追加してボディ剛性の強化を敢行。それに合わせてサスペンションの再チューニングも行った
シャシー関連では、フロント部にブレースを追加してボディ剛性の強化を図ったことがトピック。それに合わせて、サスペンションの再チューニングも実施し、コーナリング中の安定性を高めた。一方、車重は米国仕様で従来モデルの3397lbs.(約1540kg)から3400lbs.(約1542kg)と、わずかながら重くなっている。
▲0→60mph(約96km/h)加速は3.9秒と、従来モデルより0.2秒短縮。改良型GRスープラの日本での発売は本年秋以降を予定する
なお、改良バージョンのGRスープラの日本での発売は本年秋以降を予定している。