ホンダ・アコードEX 価格:465万円 新車ニュース
ホンダ・アコードEX 価格:465万円 新型はモノグレード構成 モーター走行をメインとした高効率ハイブリッドシステム(e:HEV)搭載 10種の機能で構成するホンダセンシング標準 ボディタイプはセダン 駆動方式はFF
世界で30以上のアワードを獲得した実力車。日本仕様はモノグレード構成
ホンダのワールドセダン、アコードがモデルチェンジした。新型(10thモデル)は、2017年夏に米国でデビュー。2018年北米カー・オブ・ザ・イヤーなど、世界で30以上のアワードを獲得している実力車だ。
ラインアップはEXの1グレード。従来モデルを改良した2リッターエンジンと2モーターを組み合わせたハイブリッド機構を搭載し、駆動方式はFF。ハイブリッドの名称はi-MMDから、フィットと同様のe:HEVに変更された。装備は充実しており、18インチアルミ、電動ガラスサンルーフ、本革シート(前後シートヒーター内蔵)、8インチタッチパネル式ナビゲーションを標準装備。安全・運転支援システムは、前後誤発進抑制機能や渋滞追従付きアダプティブクルーズコントロールなど10種のアイテムをセットした最新のホンダセンシングをビルトインする。
開発コンセプトは「ABSOLUTE CINFIDENCE(絶対的な自信、純然たる信頼)」。クルマの基本形であるセダンとして、「ユーザーの自信を高めるクルマ」を目指した、という。
エクステリアで追求したポイントは「動感」。「デザインは内面を映す鏡」と捉え、優れた走りとドライビングの楽しさが直感的にイメージできる造形を追求した。インラインLEDライトと大型クロームバーで構成するフロントマスク、クーペを思わせるルーフラインの組み合わせが躍動的なイメージを演出。ボディサイズは全長×全幅×全高4900×1860×1450mm。ライバルのトヨタ・カムリ(同4885×1840×1445mm、G)とほぼ同等。北米市場をメインにした世界戦略モデルらしく、大柄にまとめた。
全長×全幅×全高4900×1860×1450mm ボディサイズは従来比全長が45mm短く 10mmワイド 全高は15mm低い ホイールベースは55mm長い2830mm スタイリングは躍動的な印象
上質で緻密な作り込み。ワイドな視界でドライビングの自在さを追求
特徴は、上級サルーンならではのきめ細やかな作り込み。ルーフサイドに最新のレーザーブレーズ溶接を採用。段差がほとんどないサーフェスを実現。結果、従来は不可避だったモールを廃止した。また切削光輝タイプの18インチアルミは、中空構造のレゾネーター(消音装置)を内蔵し、静粛性アップに貢献している。
インテリアは、クルマとの一体感を追求。ワイドな視界とシートポジションの見直しで、理想的なドライビング空間を目指した。インパネはアッパー/ミドル/ロアの3層すべてがシンプルな薄型形状仕上げ。Aピラー位置を後方に移動させ、同時にスリム化する手法で水平視野角度を従来型比で約10%拡大した。メーターはアナログ速度計と7インチカラー液晶のコンビタイプ。ヘッドアップディスプレイを標準装備する。
本革シートは前後席ともシートバックを高めたスポーティ形状。前席ヒップポイントは旧型比で25mm低い。シートはクッション部の固さを部位ごとに最適化し、快適な座り心地を提供。室内長×幅×高は2070×1585×1155 mm。大人 4名がゆったりとロングクルージングが楽しめるスペースの持ち主だ。
トランクも広い。駆動用バッテリーとハイブリッド制御用ECUを一体化したインテリジェントパワーユニット(IPU)を後席下に配置。ラゲッジスペースの容量は573リッター。9.5インチのゴルフバッグが4セット積載でき、トランクスルー機構を装備する。
ボディカラーは写真のプラチナホワイトパールをはじめ全5色。室内はアイボリーとブラックから選択できる。
インパネは薄型形状 ゼルコバウッド(ケヤキ)をモチーフにした加飾パネルが上質な印象を訴求 10thモデルはAピラーの位置と形状の工夫で視界はワイド 水平視野角は従来比10%拡大
パワフルな2モーター・ハイブリッド仕様。静粛性を徹底追及
パワートレーンは、2リッター直4DOHC16V(145ps/175Nm)とモーター(184ps/315Nm)で構成する2モーターハイブリッド。通常走行はバッテリーに蓄えた電力で走行するEVモードと、エンジンを発電に利用するハイブリッドモードを使い分け、モーターの効率が低下する高速クルージング時は、エンジンで走る。新型は3リッターエンジン並みのスペックを誇るモーターによりパワフルな走りを誇る。同等スペックの北米仕様は、0→60mph(96km/h)加速を6.9秒でクリア。WLTCモード燃費は22.8km/リッターと、カムリ(21.6km/リッター)を凌ぐ。燃料はレギュラー指定である。
静粛性対策も万全。遮音性に優れた発泡ウレタンフォームをピラー下端とルーフレール両端の全10カ所に採用。ホンダ初の3マイク式アクティブノイズコントロールを導入し、全速度域で静かなプライベート空間を構築した。
ボディは高張力鋼板と構造用接着剤を延べ43m使用した軽量・高剛性仕様。従来比で曲げ剛性は24%、ねじり剛性は32%向上。車両重量は50kg軽い。さらに低重心設計を徹底。重心高とロール軸を近づけてロール慣性モーメントを7.2%、重量物の配置見直しでヨー慣性モーメントを1.78%低減した。「新型はコーナリング時やレーンチェンジ時にクルマの余分な動きが少ない」と開発者は説明する。
前後シートヒーター内蔵本革シートは快適性を高めた大型サイズ 前席は電動調節機能付き 室内長×幅×高2070×1585×1155mm
電池や制御ユニットを後席下に配置 トランク容量は573リッター 9.5インチゴルフバッグが4セット積める
ヘッドライトはインライン形状LED アクティブコーナリング灯を内蔵 薄型LEDフォグ標準
1993cc直4DOHC16V(145ps/175Nm)+モーター(184ps/315Nm)の組み合わせ エンジンは主に発電用に使用 WLTCモード燃費:22.8km/リッター
ホンダ・アコード 主要諸元と主要装備
グレード=EX
価格= 465万円
全長×全幅×全高=4900×1860×1450mm
ホイールベース=2830mm
トレッド=フロント:1590×リア:1605mm
最低地上高=130mm
車重=1560kg
エンジン=1993cc直4DOHC16V(レギュラー仕様)
最高出力=107kW(145ps)/6200rpm
最大トルク=175Nm(17.8kgm)/3500rpm
モーター最高出力=135kW(184ps)/5000~6000rpm
モーター最大トルク=315Nm(32.1kgm)/0~2000rpm
WLTCモード燃費=22.8km/リッター(燃料タンク容量48リッター)
(市街地/郊外/高速道路=21.2/24.4/22.6km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:マルチリンク
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=235/45R18+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=5名
最小回転半径=5.7m
●主な燃費改善対策:ハイブリッド/アトキンソンサイクル/アイドリングストップ/可変バルブタイミング/電動パワーステアリング
●主要装備:ホンダセンシング(衝突軽減ブレーキ+前後誤発進抑制機能+歩行者事故低減ステアリング+路外逸脱抑制機能+渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール+車線維持支援システム+先行車発進お知らせ機能+標識認識機能+オートハイビーム)/ヘッドアップディスプレイ/ブラインドスポットインフォメーション/パーキングセンサーシステム/ドライバー注意力モニター/アジャイルハンドリングアシスト/デュアルピニオンアシストEPS/VSA(ABS+TCS+横滑り抑制)/EBD付きABS/LEDヘッドライト/LEDアクティブコーナリングライト/LEDフォグライト/ヒルスタートアシスト機能/7エアバッグ/ドライブモードスイッチ/EVスイッチ/スマートキーシステム&パワースイッチ/インターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器/8スピーカー/マルチインフォオメーションディスプレイ/デュアルフルオートAC/リアベンチレーション/アクティブノイズコントロール/ワイヤレス充電器/運転席8ウェイパワーシート/ドライビングポジションシステム/助手席4ウェイパワーシート/シートヒーター(リア中央以外)/本革巻きステアリング/ゼルコバウッド調インテリアパネル/一体可倒式リアシート(トランクスルー機構付き)/LEDポジションランプ/LEDフロントターンランプ/遮音・IRカット(遮熱)・UVカット機能付きフロントウィンドウガラス/遮音IRカット(遮熱)・スーパーUVカット機能付きフロントドアガラス/高熱線吸収・UVカット機能付きリアドアプライバシーガラス/高熱線吸収・UVカット機能付きリアソフトプライバシーガラス/シャークフィンアンテナ/減速セレクター/ノイズリデューシングアルミホイール/シャッターグリル/VGR(可変ステアリングギアレシオ)/フルフラットアンダーカバー
※価格は消費税込み
ホンダ・アコード・ボディカラー一覧
プラチナ・ホワイトパール(4万4000円高)
クリスタルブラック・パール
ルナシルバー・メタリック
ブリリアントスポーティブルー・メタリック
パッションレッド・パール