フィアット500X、改良モデル

新エンジンの搭載とともにエクステリアを刷新した新しいフィアット500Xが登場

 FCAジャパンは410日、フィアット・ブランドのスモールクロスオーバーSUVである「500X」を改良し、518日に発売すると発表した。車種展開は充実装備の500Xクロス(334万円)とエントリー仕様の500X298万円、受注生産)の2グレードで構成する。

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▲フィアット500Xクロス 価格:6SMT334万円 全長4280×全幅1795×全高1610mm ホイールベース2570mm 車重1440kg パワートレインに新世代の"FireFly"1331cc直列4気筒マルチエア16Vインタークーラー付ターボエンジン(151ps)を搭載する

 今回の改良の最大の注目点は、搭載エンジンの換装だ。新世代のオールアルミ製 "FireFly"1331cc直列4気筒マルチエア16Vインタークーラー付ターボエンジン、燃焼室形状の最適化やFIAT独自技術であるMultiAirの進化などを敢行。最高出力は従来の1368ccターボエンジン比で+11ps151ps、最大トルクは同+4kgm27.5kgmを発生し、同時に燃費は従来エンジン比で約10%向上する(欧州計測参考値)。駆動レイアウトはFFを踏襲。トランスミッションには、従来と同様に6速乾式デュアルクラッチオートマチック(6DTC)を組み合わせた。

 エクステリアに関しては前後バンパーの造形などを一新し、SUVらしさを強調するクロススタイルに仕立てる。また、ヘッドライトを新デザインに変更したほか、ドライビングライトとリアコンビネーションランプをLED式へと刷新(500Xクロスのみ)。さらに、デイタイムドライビングライトおよびポジショニングライトを上下で分割し、500ファミリーのシンボルである「500」のロゴをモチーフとするデザインにリファインした。

 装備面については、安全性および機能性、さらに質感の向上に関するレベルアップが際立つ。具体的には、レザーステアリングホイールや前席シートヒーター、クルーズコントロール、デュアルゾーン式フルオートエアコン、Apple CarPlayAndroid Autoに対応した7インチタッチパネルモニター付のインフォテインメントシステムUconnect、クラッシュミティゲーション(衝突被害軽減ブレーキ)付の前面衝突警報、車線逸脱警報、リアパーキングカメラなど、日常の運転に不可欠なアイテムを全車に標準で採用した。また、500XクロスはLEDヘッドライトやレザーシート(前席8ウェイパワー機構付)、パドルシフト、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニター、フロントパーキングセンサーなど、快適にドライブを楽しめる機能を充実させている。ボディカラーはソリッドのカプチーノベージュ/ジェラートホワイト/パッションレッド、メタリックのアバターブルー//ファッショングレーという設定だ。

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