現代版・羊の皮をかぶった狼特集:エンジン冷却性能とブレーキを強化。最新のタイプRはいちだんとホットに変身。世界限定車も発表

ホンダ・シビック・タイプR 新車ニュース

IMG_5901.JPGホンダ・シビック・タイプR 2020年夏の発売を予定している最新モデルはエンジン冷却性能/ブレーキ/足回りをリファイン 走りのポテンシャルが一段と向上 エクステリアはフロントバンパーに追加されたフィンが識別点 ボディカラーは全5色

サーキットで一段と速さが際立つ設定。最新版は320psのハイパワーを路面により確実に伝える!

 シビック・タイプRはホンダのスポーツスピリットの象徴。東京オートサロン2020で世界初公開された最新モデルは、サーキット性能/ダイレクト感/ドライビング空間をリファインした。

 サーキット性能は、エンジン冷却性能とブレーキ改良で改良。ハード走行時の水温上昇を抑制するため、フロントグリル開口面積を拡大しラジエターフィンピッチ(3→2mm)を変更。従来比マイナス10度の冷却水温を実現した。ブレーキはディスクを1ピースから2ピース構造に変え、一段と信頼できるブレーキに仕上げた。

 ダイレクト感では、アダプティブダンパーの制御見直し、フロント・コンプライアンスブッシュの高減衰化を実施。新型はコーナリング時のハンドリングが一層シャープになり、荒れた路面での接地性が向上。320psのハイパワーを確実に路面に伝える。

 ドライビング空間は、本革とアルカンターラのコンビステアリングを装着。シフトノブを従来の丸型からティアドロップ形状にした。同時に8種の機能をセットしたホンダセンシングを新採用、安心感が高まった。

 ボディカラーは、レーシングブルーと、ポリッシュドメタルMを新設定。エンジンなどの基本スペックは従来と共通。販売開始は夏を予定している。

IMG_5917.JPGステアリングはレーシーなアルカンターラ巻きを採用 アダプティブダンパーなど各種セッティングの変更でハンドリングをいっそう改善

世界限定1000台、日本は200台を販売。イエローカラーの限定車登場!

 リミテッドエディションは、タイプRの起源に立ち返り、軽量化と専用装備でピュアスポーツ性能を徹底追及した限定車。ベース車は、エンジン冷却性能,ブレーキ、足回りを改良した最新モデル。生産台数は1000台。日本では200台が販売される。

 軽量化のポイントは、BBSと共同開発した専用鍛造アルミ。スポーツカーホイールに求められる強靭さを実現したうえで、標準比25%薄いリム厚を採用。1本当たり2.5kg、計10kgのライトウエイトを実現した。デザインは10本スポーク。カラーは精悍なブラック仕上げ。ディスク部には「FORGED」と「BBS」のネームが入る。

 その他の軽量化は、ボディ各部のインシュレーターの見直しで対応。ダッシュボードやルーフライニングの防音材を省く手法で13kgを削り取った。リミテッドエディションの車重は標準車比23kg軽い。

 タイヤはミシュラン・パイロットスポーツカップ2。245/30ZR20のサイズは標準車と共通ながら、「一段とビビッドなハンドリングに貢献している」という。足回りも専用チューンだ。

 ボディカラーは、専用色のサンライトイエローII。往年のシビック・タイプRに設定されていたカラーのリファイン版。ルーフとドアミラー、ボンネットインテークはブラック仕上げになる。

 室内は標準車と基本的に共通。相違点はシフトレバー後方のシリアルナンバープレート。リミテッドエディションはクロームカラー仕上げ。リミテッドエディションの発売は2020年秋を予定している。

IMG_5946.JPGホンダ・シビック・タイプRリミテッドエディション 価格:6MT 未定 世界限定1000台 日本では200台の販売を予定 軽さとスポーツフィールを一段と追求 ボディカラーは専用サンライトイエローII 各部ブラック仕上げ

IMG_5796.JPG各部が改良された最新モデルをベースに23kg軽量化 運動性能が向上 リミテッドエディションのエンブレムは専用クローム仕様

IMG_6000.JPGリミテッドエディションはBBS製鍛造アルミ+ミシュラン装着 足回りは専用チューン

IMG_5854.JPGエンジンは冷却性能が向上した最新スペック 2ℓ直4DOHC16Vターボは320ps/400Nmをマーク 全域パワフル&スムーズ

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