FCAジャパンは3月2日、フィアット500/500Cモデルファミリーの日本での登録台数が3月5日に累計で5万台に達する見込みだと発表した。なお、5万台目となるフィアット500は、フィアット・アバルト三河においてユーザーに納車される予定だ。
▲フィアット500/500Cモデルファミリーの日本での登録台数が3月5日に累計で5万台の節目に到達する。写真はフィアット500(200~276万円)
現行のフィアット500/500Cモデルファミリーは、2008年3月の日本導入以来、その愛らしいスタイリングやお洒落なインテリア、コンパクトで扱いやすいボディサイズ(全長3570×全幅1625×全高1505~1515mm)、低燃費・低排出の環境性能の高さなどで好評を博している。年間の販売台数は10年連続で4000台超えを記録しており、このほど累計で5万台に達することとなった。この成績は、イタリアやフランスなどラテン系乗用車としては初の快挙だという。
▲電動オープントップを採用するカブリオレモデルのフィアット500C(266~295万円)
ちなみに、フィアットでは「マイ・ファースト・フィアット」や「パケット・フィアット」などのマーケティング施策を投入し、日本における輸入車オーナーの概念を塗り替えようと努力してきた。また、多くの魅力的な限定モデルを鋭意設定し、クルマとしての新鮮味を維持し続けてきた。これらの戦略が実を結び、500/500Cモデルファミリーの女性オーナー比率は当初の15%から2019年には64%にまで向上。さらに、500/500Cモデルファミリーのオーナーの52%が国産車からの乗り換えで占める結果となっている。