ピニンファリーナがEVスーパーカーの特別仕様車「バティスタ アニベルサリオ」を発表!

ピニンファリーナの創立90周年は電気自動車のスーパースポーツ「バティスタ アニベルサリオ」で祝います!

 アウトモビリ・ピニンファリーナは3月2日(現地時間)、EVスーパースポーツのバティスタの特別仕様車「バティスタ アニベルサリオ(Battista Anniversario)」を発表した。生産台数はわずか5台で、車両価格は260万ユーロ(約3億1000万円)~に設定する。

Pininfarina Battista-Anniversario1.jpg▲ピニンファリーナ・バティスタ・アニベルサリオ 昨年のジュネーブ・ショーで発表された新世代EVスーパースポーツ「バティスタ」の特別仕様車。生産台数はわずか5台で、車両価格は260万ユーロ(約31000万円)~に設定する

 バティスタ・アニベルサリオは昨年のジュネーブ・ショーでワールドプレミアを果たしたピュアEVのバティスタをベースとするスペシャルモデルで、名門カロッツェリアのピニンファリーナの創立90周年を記念するアニベルサリオ(=記念)のサブネームをつけている。

Pininfarina Battista-Anniversario2.jpg▲各車輪に配したモーター4基は合計で最高出力1900ps、最大トルク2300N・mを発生。駆動機構にはトルクベクタリングシステムを組み込む

 最大の特徴は「フュリオサ(Furiosa)」パッケージと称する空力パーツ類の標準装備化で、専用デザインのリアウイングとエアロフィンのほか、カーボンファイバー製のフロントスプリッターやリアディフューザーなどを採用。また、これらのパーツはクリアとブルーのツートンで仕立てる。一方、ボディカラーにはビアンコ・セストリエーレ(Bianco Sestriere)、グリージオ・アントネリアーノ(Grigio Antonelliano)、アイコニカ・ブルー(Iconica Blu)というスペシャルな3色をラインアップ。足もとには新デザインの軽量タイプ・センターロック式鍛造アルミホイール(リアは標準の20インチから21インチへ大径化)を装着した。

Pininfarina Battista-Anniversario3.jpg▲専用デザインのリアウイングやエアロフィンなどを装着して空力性能を向上。足もとには軽量タイプの新センターロック式鍛造アルミホイールを配する

 カーボンファイバー製モノコックシャシーおよびボディに搭載するパワーユニットには、各車輪を駆動する4基のモーターを採用し、合計で最高出力1900ps、最大トルク2300N・mを発生。駆動機構にはトルクベクタリングシステムを組み込む。また、容量120kWhのリチウムイオンバッテリーパックをセンタートンネルとシート後方にT字型レイアウトで搭載し、最大航続距離は500kmを達成。性能面では、最高速度350km/h(217mph)、0→100km/h加速2秒以内、0→300km/h加速12秒未満を実現した。

Pininfarina Battista-Anniversario4.jpg▲デジタルインストルメントクラスターや大型デュアルディスプレイを装備。表地にはブラックのレザーやアルカンターラを採用する

Pininfarina Battista-Anniversario5.jpg▲2脚のバケットシートの間には90周年を記念するロゴを刻んだ専用プレートを配備する

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