あれ？このクルマは！　マツダ・ボンゴブローニイバン、新型車

マツダのボンゴブローニイバンがトヨタ・ハイエースのOEM車として復活！

　マツダは4月23日、最上級バンの新型ボンゴブローニイバンを5月13日より発売すると発表した。第3世代となる新型ボンゴブローニイバンは、トヨタ・ハイエースのOEM車となって約9年ぶりに復活。車種展開は、標準ルーフ・標準ボディのDX（2WD242万1360円／4WD338万7960円）とGL（2WD264万8160円／4WD359万4240円）で構成する。

▲マツダ・ボンゴブローニイバンGL（2WD）　価格：6AT264万8160円　全長4695×全幅1695×全高1980mm　ホイールベース2570mm　車重1700kg　乗車定員3（6）名　フロント部にマツダ・エンブレム、リア部にマツダ・エンブレムと車名ステッカー（BONGO BRAWNY）を貼付する

　車両概要については、基本的にトヨタ・ハイエースを踏襲する。ボディ外寸は街中での取り回しを考慮した小型商用車ナンバー枠に設定。そのうえで、最長3000mmの荷室長および最大1250㎏の積載量（2WDの3名乗車時。4WDの3名乗車時は1000kg）を確保する。さらに、荷室開口部は荷物の積み降ろしを容易にする床面地上高620㎜に設定。また、左右スライドドアは最大1180㎜の開口幅や全開時のストッパー機構などによって容易かつ安全な乗降性を実現した。ボディカラーはシルバーマイカメタリックとホワイトの2色をラインアップする。

　内装については、固定具を使わずに荷室最前部に折りたためる後席、走行時の体の揺れを抑制するホールド性の高い形状の運転席、フルリクライニング機構を内蔵した運手席＆助手席、運転席と助手席の周辺に配置した機能的な収納スペース、車両盗難を抑制するイモビライザー、ドアのロックに連動してセキュリティシステムのオン／オフを自動的に切り替えるオートアラーム機能などの採用が訴求点。セーフティ機構も充実しており、先進の予防安全技術「衝突回避支援パッケージ」や横滑り防止装置「ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム（DSC）」、坂道での発進時に車両のずり落ちを緩和する「ヒルスタートアシストコントロール」を全車に標準で装備した。

▲機能性に富んだインパネ　ステアリング中央にはマツダ・エンブレムを配する　計器盤は視認性に優れたオプティトロンメーター（3眼タイプ）

　パワートレインは2WD（FR）仕様に1TR-FE型1998cc直4ガソリンエンジン（136ps／18.6kg・m）＋電子制御式6速ATを、4WD（ビスカスカップリング式センターデフ方式のフルタイム4WD）仕様に1GD-FTV型2754cc直4ディーゼルターボエンジン（151ps／30.6kg・m）＋電子制御式6速ATを搭載する。JC08モード走行燃費は、2WD仕様で10.4km/ｌ、4WD仕様で12.0 km/ｌを実現した。