アウディ・ジャパンは4月24日、プレミアムコンパクトスポーツのTTシリーズを大幅に改良し、TTクーペ40TFSI(479万円)を5月9日より、TTクーペ45TFSIクワトロ(599万円)/TTロードスター45TFSIクワトロ(615万円)とTTSクーペ(799万円)を6月10日より発売すると発表した。
今回の改良の主な注目ポイントは2点。FFのエントリーモデル(40TFSI)のエンジンパフォーマンスの向上とスタンダードモデルへのSライン エクステリアデザインの導入だ。
▲アウディ・TTクーペ40TFSI 価格:7SMT479万円 全長4190×全幅1830×全高1380mm ガソリンエンジンの2.0TFSI(1984cc直4DOHC16V直噴ターボ)を新搭載 7速Sトロニックを介して前輪を駆動する
TTシリーズに搭載するエンジンは、全モデルがガソリンエンジンの2.0TFSI(1984cc直4DOHC16V直噴ターボ)となる。とくにエントリーモデルの40TFSIのパワー&トルクは、従来の1.8TFSIと比べて17ps/70N・mアップの197ps/320 N・m(32.6kg・m)を実現した。他モデルのパワースペックは従来と同様で、45TFSIクワトロが230ps/370 N・m(37.7kg・m)、TTSが286ps/380 N・m(38.8kg・m)を発生する。トランスミッションは40TFSIが7速Sトロニックを、それ以外のグレードが6速Sトロニックを組み合わせた。
▲アウディ・TTロードスター45TFSIクワトロ 価格:6SMT615万円 全長4190×全幅1830×全高1360mm スタンダードモデルに従来のSラインのデザイン要素を取り込み、バンパーやサイドスカート、リアディフューザーの造形を変更した
エクステリアについては、スタンダードモデルに従来のSラインのデザイン要素を取り込み、バンパーやサイドスカート、リアディフューザーの造形を変更。また、シングルフレームグリルにはマットブラックペイントの立体的な3Dハニカムメッシュグリルを採用し、R8のエッセンスを取り入れたスポーティなものとなった。一方、TTSクーペおよびオプションのSライン パッケージ装着車は、バンパーやサイドスカート、リアディフューザーの造形を刷新。テールライト下には、エアアウトレットを模したデザインエレメントを追加する。さらにシングルフレームグリルは、Sライン パッケージ装着車がグロスブラックペイントの立体的な3Dハニカムメッシュグリルに、TTSクーペは専用のアルミルックインサート付きマットブラックペイント仕様に変更した。ボディカラーはターボブルー(Sライン パッケージ/TTS専用)、パルスオレンジ、コスモブルーメタリックの3色を新規に追加。新TTシリーズの個性をよりいっそう引き立てている。
▲レザーパッケージにはドアアームレストやセンターコンソールも同色となるカラーエクステンデッドレザーを新たに採用した 写真はTTクーペ45TFSIクワトロ
インテリアに関しては、従来Sライン パッケージ装着車だけの設定だったエクステンデッドアルミニウムルックインテリア(ウィンドウスイッチ/ペダル)を、オプションのスタイルパッケージ(40TFSI)やコンフォートパッケージ(45TFSIクワトロ)に新採用したことが訴求点。また、レザーパッケージにはドアアームレストやセンターコンソールも同色となるカラーエクステンデッドレザーを新たに導入する(45TFSIクワトロ/TTSクーペ)。さらに、Sライン パッケージ装着車ではシートをSスポーツシートに変更。表皮素材にはアルカンターラとレザーを組み合わせたうえでダイヤモンドステッチを配し、スポーティさとプレミアム感を大きく向上させた。