グループPSAジャパンは4月9日、シトロエン・ブランドの人気SUV「C5エアクロスSUV(C5 AIRCROSS SUV)」にガソリンエンジンモデルを追加し、同日より発売した。グレード展開はC5エアクロスSUVシャイン(SHINE)のみの設定で、車両価格は409万円だ。
▲シトロエン・C5エアクロスSUVシャイン(ガソリンエンジンモデル) 価格:8SAT409万円 全長4500×全幅1850×全高1710mm ホイールベース2730mm 車重1520kg 乗車定員5名
C5エアクロスSUVは、シトロエン・ブランドが推し進める「シトロエン・アドバンスド・コンフォート(Citroën Advanced Comfort)」プログラムから生まれた新世代のSUVである。このプログラムはサスペンション、シート、ゆったりとした空間、素材、エアクオリティ、音響という6つの要素において、すべての乗員の快適性を追求した新しい開発手法だ。
▲ルーフラインからCピラーを経てウェストラインへ連なるC型のクロームラインが印象的。懸架機構には伝説の"ハイドロニューマチック"の現代的解釈であるPHC(プログレッシブ・ハイドローリック・クッション)を採用する
まずサスペンションでは、伝説の"ハイドロニューマチック"の現代的解釈であるPHC(Progressive Hydraulic Cushions=プログレッシブ・ハイドローリック・クッション)を採用したことが訴求点。次にシートについては、身体をソフトに優しく包み込みつつ、確実にサポートするアドバンスドコンフォートシートを採用する。そしてゆったりとした空間に関しては、2730mmのロングホイールベースを活かした広いキャビンスペースに加え、遮音性ラミネートをサンドイッチしたフロントサイドウィンドウや入念な防音材を設けたバルクヘッド等による高い室内静粛性、アウトドアアクティビティにも対応した最大1630リットルのラゲッジスペースなどによって、快適かつ機能性に富んだインテリアを構築した。一方、素材の面では、最新のシトロエンのデザインコードを表現した造形とディテールで構成。さらに、ダイナミックエアフィルターシステムを組み込んだAQC(Air Quality System=エアクオリティシステム)や最新の8インチタッチスクリーン(FM・AMラジオ/USB/Bluetooth/Apple CarPlay/Android Auto対応)を採用し、コンフォート空間としての特性を最上レベルにまで引き上げた。
▲身体をソフトに優しく包み込みつつ、確実にサポートするアドバンスドコンフォートシートを装着。表地はハーフレザー
今回新設定されたパワーユニットは、最新のガソリンエンジンである"Pure Tech"1598cc直列4気筒DOHC直噴ツインスクロールターボで、最高出力は180ps/5500rpm、最大トルクは250N・m/1650rpmを発生。トランスミッションには、専用セッティングのEAT8(電子制御8速AT)を組み合わせる。駆動方式はFFで、グリップコントロールやヒルディセントコントロールといった車両制御システムを標準で装備。また、安全および運転支援機構として、ハイウェイドライブアシスト(トラフィックジャムアシスト+レーンポジショニングアシスト)やアクティブクルーズコントロール(ブレーキサポート付)、アクティブセーフティブレーキ(被害軽減ブレーキ)/ディスタンスアラート(夜間/サイクリスト検知)、パークアシスト、バックカメラ(トップリアビジョン機能付)などを採用した。
▲最新のガソリンエンジンである"Pure Tech"1598cc直列4気筒DOHC直噴ツインスクロールターボユニット。最高出力は180ps/5500rpm、最大トルクは250N・m/1650rpmを発生する
ちなみに、ガソリンエンジンモデルのC5エアクロスSUVシャインは、ディーゼルエンジンモデルの同仕様に比べて120kgあまり軽い車重1520kgを実現。コンフォート性能という同車の最大の美点を、より静かでより軽快な方向へと伸ばしている。
なお、ガソリンエンジンモデルの追加に合わせて、C5エアクロスSUVの純正装着タイヤがローンチ時の235/55ZR18のオールシーズンタイヤから225/55ZR18のサマータイヤへと変更。一般路での快適性や静粛性、燃費性能などをいっそう向上させている。