フェラーリは、SF90 Stradale が「2020 年レッド・ドット賞」プロダクト・デザイン部門においてベスト・オブ・ザ・ベスト賞を獲得し、そして、Ferrari Roma と F8 Tributoもそれぞれレッド・ドット賞を受賞したと発表した。
▲Ferrari SF90 Stradale。フェラーリ初の量産型プラグイン・ハイブリッド電気自動車(PHEV)であり、同社の歴史を新たに切り開く1台だ。1,000cvにおよぶ最高出力と、1.57kg/cvのパワー・ウエイ ト・レシオも圧倒的な走りを実現させる
ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが選定を行っているレッドドット・デザイン賞は、1955 年以降、過去2年以内に製品化されたデザインを対象とし、デザインの革新性、機能性、人間工学、エコロジー、耐久性など9つの基準から審査される。これらをクリアした作品にレッド・ドット賞が、中でも特に優れている作品にはベスト・オブ・ザ・ベストが贈られる。
今回フェラーリが高く評価されたのは、フェラーリ・スタイリング・センターの活動に対する周囲の理解がいちだんと高まったことを示すものだ。このスタイリング・センターでは、フラビオ・マンツォーニの指揮の下、跳ね馬のスポーツカーのための特徴的なデザインが考案されたり、フェラーリのDNAを宿したフォルムと機能に対して独自の共生が図られたりしている。
フェラーリは2015年以来、17ものレッド・ドット賞を獲得してきた。同賞の歴史を振り返っても、これほどの結果を残している自動車メーカーはフェラーリ以外に存在しない。審査員団はこのコンペティションにおける最高賞、レッド・ドット:ベス ト・オブ・ザ・ベスト賞を跳ね馬の6つのモデルに対して連続で授与している。FXXK、488 GTB、J50、Ferrari Portofino、Monza SP1に続き、今年はSF90 Stradaleがその栄誉に輝いた。究極のスポーツカーとしての使命を各部のラインでアピールしている点が高く評価されたためだ。