トヨタ救急車が一部改良で安全性能を向上! ATの6速化も敢行

ハイエースをベースとするトヨタ救急車が商品改良を実施。高規格救急車の「ハイメディック」も進化

 トヨタ自動車は4月17日、トヨタ救急車の一部改良を行い、6月26日に発売すると発表した。車両価格は標準モデルのトヨタ救急車が2WD564万5000円/4WD595万3000円、高規格救急車のトヨタ救急車「ハイメディック」が2WD1159万円/4WD1189万8000円に設定する。

TOYOTA救急車1.jpg▲トヨタ救急車「ハイメディック」4WD 価格:6AT11898000円 機構面ではオートマチックトランスミッションを6速化し、走行時の静粛性を高め、より滑らかな走りを実現した

 今回の一部改良は、ベース車のハイエースと同様、安全機能の拡充を図ったことが特徴だ。まず、車両後方のカメラ映像を映し出すデジタルインナーミラーや車両を上から見たような映像をナビゲーション画面へ表示するパノラミックビューモニターを新採用し、後方視界や目視しにくい周囲の安全確認をサポートする。また、歩行者(昼間)検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ/レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)/オートマチックハイビームの3つの先進安全機能を組み合わせて衝突回避および衝突時の被害軽減を図るミリ波レーダー+単眼カメラ方式の衝突回避支援パッケージToyota Safety SenseやVSC(車両安定制御システム)&TRC(タイヤ空転抑制機能)などを標準装備。さらに、路車間・車車間通信を活用して対向車や歩行者情報などをドライバーへ注意喚起するとともに、サイレンを鳴らしている場合に緊急車両の存在を周囲の車両へ通知する運転支援システムITS Connectをオプション設定し、走行時の安全性をいっそう向上させた。

TOYOTA救急車デジタルインナーミラー.jpg▲車両後方のカメラ映像を映し出すデジタルインナーミラーを全車にオプションで用意する

TOYOTA救急車パノラミックビューモニター.jpg▲車両を上から見たような映像をナビ画面へ表示するパノラミックビューモニターオプション設定

TOYOTA救急車プリクラッシュセーフティ作動イメージ.jpg▲衝突回避や衝突時の被害軽減を図るミリ波レーダー+単眼カメラ方式の衝突回避支援パッケージToyota Safety Senseを標準で装備する

 機構面では、オートマチックトランスミッションを6速化(6 Super ECT)したことがトピック。走行時の静粛性を高め、より滑らかな走りを実現した。パワーユニットには2TR-FE型2693cc直列4気筒Dual VVT-iガソリンエンジンを搭載し、2WD(FR)とセンターデフ方式フルタイム4WDの駆動機構を設定している。

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