ダイハツは4月20日、本年4月1日に予約受注を開始、6月に発売を予定する新世代軽クロスオーバーモデル「タフト(TAFT)」の追加情報を公開した。
▲ダイハツ・タフト 写真のボディカラーはレイクブルーメタリック。コンセプト版のボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1630mmだったので、競合するスズキ・ハスラーの全長3395×全幅1475×全高1680mmに比べてやや低いディメンションとなる見込みだ
新型タフトは、新型タントと新型ライズに続く、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」の第3弾に位置する。"Tough&Almighty Fun Tool"を商品コンセプトに、SUVのタフさとハイトワゴンのユーティリティを兼ね備え、日常生活からレジャーまでアクティブに使える新感覚の軽規格クロスオーバーというキャラクターを有している。
▲フォレストカーキメタリックのボディカラー。写真はディーラーオプションの「メッキパック」装着車。フロントグリルには4本のスリットと"TAFT"のロゴを配したメッキタイプを採用する
今回公開された新情報のキモは2点。新発想のパッケージングコンセプトの概要とボディカラーのラインアップである。ここでは、パッケージコンセプトの概要についてレポートしよう。
新型タフトに導入したパッケージングコンセプトは「Backpackスタイル」だ。出かけるときに動きやすいバックパックを背負う人の姿をイメージして、車両パッケージングを構築している。
▲新発想のパッケージングコンセプト「Backpackスタイル」を採用。前席は「クルースペース(Crew Space)」、後席・荷室は「フレキシブルスペース(Flexible Space)」と呼称する
まず前席は、「クルースペース(Crew Space)」と呼称。ワクワク感を表現したデザインと多彩なポケッテリアを採用して、タフト独自の"気分を高める"空間を創出する。各部の特徴を見ていこう。天井には大型ガラスルーフの「スカイフィールトップ」を設定し、乗員の圧倒的な開放感を演出。また、紫外線と赤外線を減らすスーパーUV&IR機能付きガラスや開閉できるシェードを組み込んで高レベルの快適性を確保した。一方、インパネまわりのデザインはレゴブロックを積み立てた遊び心あふれるイメージで仕立てたうえで、600mlのペットボトルが収納できる堀込式カップホルダーやティッシュBOXが収まる大型インパネトレイ、上層にETC/ドライブレコーダー本体/Wi-Fiルーターが収納可能な2層構造グローブボックスなどを装備して機能性を大きくアップさせた。
▲クルースペースの最大のトピックである大型ガラスルーフ「スカイフィールトップ」。乗員の圧倒的な開放感を演出する
▲インパネまわりのデザインはレゴブロックを積み立てたような遊び心あふれるイメージで仕立てる
▲指先で簡単に操作できる電動パーキングブレーキを標準で装備。オートモードに設定した場合はシフトをPレンジに入れると自動でパーキングブレーキが作動する
▲600mlのペットボトルが収納できる堀込式カップホルダーを装着
▲ティッシュBOXが収まる大型インパネトレイを採用
▲上層にETC/ドライブレコーダー本体/Wi-Fiルーターが収納可能な2層構造グローブボックスを用意
次に後席・荷室は、「フレキシブルスペース(Flexible Space)」と呼称。自由自在にアレンジ可能なリアシートとラゲッジによって、アクティブに活動できる軽快さと高い積載性を両立する。各部の特徴を見ていこう。後席自体にはシートバックの分割可倒機構を内蔵し、前席と合わせた4名乗車はもちろん、3名乗車+長物、2名乗車+大きな荷物(完全フラットモード)といった多彩な使い方が可能。シートバックには、汚れにくく拭き取りやすい加工を施す。一方、荷室の床面にはフレキシブルボードを装備。下段に設定した際はスーツケースなどの荷物を安定して載せることができ、たてかけた際はボードに備えたフックなどを活用して高さのある荷物を積載することが可能だ。また、ボード表面にはシートバックと同様、汚れにくく拭き取りやすい加工を実施している。
▲自由自在にアレンジ可能なリアシートとラゲッジによってアクティブに活動できる軽快さと高い積載性を両立した「フレキシブルスペース」を内包
▲前席と合わせた4名乗車はもちろん、3名乗車+長物、2名乗車+大きな荷物(完全フラットモード、写真)といった多彩な使い方が可能。シートバックには汚れにくく拭き取りやすい加工を施す
▲荷室の床面にはフレキシブルボードを装備。下段モードに設定した際はスーツケースなどの荷物を安定して載せることができる。ボード表面にはシートバックと同様、汚れにくく拭き取りやすい加工を実施
▲たてかけモードではボードに備えたフックなどを活用して高さのある荷物を安定して積載することができる
▲後席自体にはシートバックの分割可倒機構を内蔵。アレンジ性を重視したためシートバックはやや低めの設定だ