トヨタ自動車は4月27日、旗艦サルーンのクラウンに誕生65周年を記念した特別仕様車のRS/RS Four「Limited」を設定し、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
クラウンRS“Limited”・2lターボ:516万9000円
クラウンRS“Limited”・ハイブリッド:538万9000円
クラウンRS Four“Limited”・ハイブリッド:560万9000円
今回の特別仕様車は、通常モデルのクラウンRSおよびRS Fourをベースに、内外装の上質さとスポーティさをいっそう高める装備群を鋭意採用したことが特徴である。まずエクステリアでは、ブラックスパッタリング塗装の専用8J×18インチアルミホイール&センターオーナメント(タイヤサイズ225/45R18)やラゲッジドアのイージークローザーを特別装備。また、スマートキーには深みのあるレッドカラーを加飾した。
一方でインテリアについては、ファブリックと合成皮革を組み合わせた上質かつスポーツテイストを高めたシート(前席シートヒーター付)や助手席肩口パワーシートスイッチ(シートスライド&リクライニング)を標準装備し、合わせてレッドステッチ入りの本革シートをオプション設定する。また、スイングレジスターやAC100V・100Wアクセサリーコンセント、侵入センサー付き盗難防止システムといった機能性を高めるアイテムを特別装備した。
安全装備の拡充も訴求点。ブラインドスポットモニターやリアクロストラフィックオートブレーキ(パーキングサポートブレーキ[後方接近車両]/リアクロストラフィックアラート)、LEDサイドターンランプ付オート電動格納式リモコンドアミラー(ヒーター付/運転席側ワイドビュー)+リバース連動機能&足元照明、自動防眩インナーミラー、雨滴感応式オートワイパーなどを標準で装備した。
パワートレインは基本的にベース車と共通で、2WD(FR)のクラウンRS“Limited”に8AR-FTS型1998cc直列4気筒DOHC直噴ターボエンジン(245ps)+スーパーインテリジェント8速オートマチック(8 Super ECT)またはリダクション機構付THSⅡのA25A-FXS型2487cc直列4気筒DOHC直噴エンジン(184ps)+1KM型モーター(105kW)を、4WDのクラウンRS Four“Limited”にリダクション機構付THSⅡを搭載。ボディサイズは全長4910×全幅1800×全高1455~1465mm/ホイールベース2920mmに設定している。
なお、トヨタはクラウン65周年記念特別仕様車のリリースと同時に、通常モデルの一部改良も実施する。まず、T-Connect SDナビゲーションシステムにSmartDeviceLinkやApple CarPlay/Android Autoといったスマートフォン連携機能を追加し、スマホアプリをナビに表示し操作ができるように設定。また、ドアトリム&インストルメントパネルの加飾に合成皮革(G“Executive”/G Four“Executive”除く)を採用して上質感を高めたほか、RS/RS Fourの装備内容の変更を図った。