ポルシェ911カレラS/カレラ4Sに待望の7速マニュアルトランスミッションが新設定

MTファンの皆さん、お待たせしました! ポルシェ911カレラS/カレラ4Sの7速MTモデルが欧州デビュー。日本への導入時期は未定

 ドイツのポルシェAGは4月28日(現地時間)、8世代目に進化したポルシェ911(992)の「カレラS」「カレラ4S」のクーペ/カブリオレに7速MTモデルを設定し、欧州市場でリリースすると発表した。

▲7速MTは基本的にオプションで装備され、標準仕様の8速PDKからno extra costで選択可能。また、同トランスミッションは「Sport Chrono package」のなかに組み込まれている
▲7速MTは基本的にオプションで装備され、標準仕様の8速PDKからno extra costで選択可能。また、同トランスミッションは「Sport Chrono package」のなかに組み込まれている

 7速MTは基本的にオプションで用意され、標準仕様の8速PDKからno extra cost=追加費用なしでオーダーできる。また、同トランスミッションは「Sport Chrono package(スポーツクロノパッケージ)」のなかに組み込まれ、ポルシェトルクベクトリング(PTV)やタイヤテンパレーチャーインジケータ、PSMスポーツモードといった装備も同時に採用。ドライバーがシフトダウンすると自動的にスロットル開度を調整し、最適かつスムーズに変速できる“automatic rev-match function(オートマチック・レブマッチ・ファンクション)”を導入している。

▲7速MTは911カレラSのクーペ(写真・上)/カブリオレと911カレラ4Sのクーペ(写真・下)/カブリオレに設定される
▲7速MTは911カレラSのクーペ(写真・上)/カブリオレと911カレラ4Sのクーペ(写真・下)/カブリオレに設定される

 搭載エンジンは8速PDK仕様の911カレラS/カレラ4Sと同様、2981cc水平対向6気筒DOHCツインターボユニット(450ps/530N・m)を搭載。カレラSのクーペでは車両重量がPDKモデル比で45kgほど軽い1480kgとなり、0→100km/h加速は4.2秒、最高速度は308km/hを実現した。また、燃費性能は10.0リットル/100km、CO2排出量は227g/kmを達成している。

▲新7速MTでも左上にリバースを配置する伝統のシフトパターンは健在
▲新7速MTでも左上にリバースを配置する伝統のシフトパターンは健在
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