ホンダは5月28日、専用のカスタマイズパーツを量産工程で装着して販売するコンプリートカーブランド「Modulo X(モデューロ エックス)」シリーズの人気コンパクトミニバン、「フリードModulo X」のマイナーチェンジを実施し、5月29日より発売した。
車種展開は以下の通り。
フリードModulo X Honda SENSING:6名乗り295万200円/7名乗り297万2200円
フリードHYBRID Modulo X Honda SENSING:6名乗り325万6000円/7名乗り327万8000円
今回のマイナーチェンジは、熟練のエンジニアによる人の感覚を大切にした開発をさらに追求することで、従来から好評を博している上質でスポーティな走りを、いっそう深化させたことが特徴だ。
まずエクステリアでは、新設計の専用フロントエアロバンパーや専用フロントグリル、専用LEDフォグライト、専用フロントビームライト、専用サイドロアースカート、専用リアロアースカート、専用ドアミラー(クリスタルブラック・パール)などを装着して、空力特性を高めるとともに存在感をいっそう強調する。また、実効空力デバイスとしてエアロフィンやエアロスロープ、エアロボトムフィンを組み込んで空気を車体の下面へも導き、リフトバランスを最適化して走行安定性や旋回性能を向上させた。
シャシー面では、入念なテストを繰り返してスペックを決定した専用サスペンションを導入したことがトピック。足もとには、専用デザインの15インチアルミホイールと185/65R15 88Sタイヤを装着する。ボディサイズは全長4290×全幅1695×全高1710mm/ホイールベース2740mmに設定した。
インテリアに関しては、ブラック基調のカラーリングに専用本革巻ステアリングホイール(ディンプルレザー&スムースレザー/ピアノブラック調)、専用ブラック コンビシート(プライムスムース×スエード調/Modulo Xロゴ入り)、専用フロアカーペットマット(プレミアムタイプ/Modulo Xアルミ製エンブレム付)などを採用して、上質かつシックなキャビン空間に仕立てる。また、プレミアム インターナビ装着車には、専用オープニング画面の9インチ プレミアム インターナビVXM-207VFNi(Gathers)やドライブレコーダー(フロント用)DRH-204VD(32GBキット)を配備した。
パワートレインは基本的に標準モデルと共通で、Modulo X Honda SENSINGにL15B型1496cc直列4気筒DOHC16V・i-VTEC直噴ガソリンエンジン(129ps/15.6kg・m)+CVTを、HYBRID Modulo X Honda SENSINGにLEB型1496cc直列4気筒DOHC16V・i-VTECアトキンソンサイクルガソリンエンジン(110ps/13.7kg・m)+H1型モーター(22kW/160N・m)+リチウムイオン電池+7速DCTのSPORT HYBRID i-DCDを搭載する。駆動機構は2機種ともに2WD(FF)で構成。また、誰でもエンジンブレーキを有効活用できるブレーキ操作ステップダウン制御、街中の軽快感と高速走行の安心感を進化させたパワーステアリング制御なども採用した。さらに、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準で装備し、同時に後方誤発進抑制機能や最新のアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)なども鋭意組み込む。ボディカラーにはプラチナホワイト・パール/クリスタルブラック・パール/ミッドナイトブルービーム・メタリック/プレミアムクリスタルレッド・メタリックの4タイプを設定した。