スポーツプロトタイプのレジェンド「XJR-9」をリスペクトしたジャガー・FペイスSVRの特別限定モデルが日本での受注を開始

ジャガーのパフォーマンスSUVのFペイスSVRに限定20台の特別仕様車「SVRエディション1988」を設定。1988年に世界スポーツプロトタイプ選手権を制した「XJR-9」からインスピレーションを受けた内外装デザインを採用

　ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2022年6月17日、パフォーマンスSUVのFペイス（F-PACE）に特別仕様車の「SVRエディション1988（SVR EDITION 1988）」を設定し、同日より受注を開始した。日本での販売台数は世界限定394台のうちの20台。車両価格は1760万円に設定する。

　今回の特別仕様車は、パワーユニットに4999cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンスーパーチャージドエンジン（550ps／700Nm）＋8速オートマチックトランスミッションを搭載する高性能グレードのSVRをベースに、1988年に世界スポーツプロトタイプ選手権で優勝したジャガーの伝説のレースカー「XJR-9」からインスピレーションを受け、ジャガー・ランドローバーのパーソナライゼーションを担うSVビスポークが内外装を特別にデザインしたことが特徴である。

　まずエクステリアでは、このモデルのために開発したミッドナイトアメジスト（グロスフィニッシュ）のボディカラーを採用。そして、テールゲートにサテンゴールドのジャガーリーパーとスクリプトを、フロントフェンダーに「EDITION 1988」バッジを、足もとにシャンパンゴールドサテンフィニッシュの22インチ“スタイル5081”鍛造アロイホイールを特別装備する。さらに、ブラックエクステリアパックやグロスブラック仕上げのドアミラーキャップ、ブレーキキャリパー、ホイールセンターキャップ、ルーフレール、SVRバッジの“R”文字などを採用して、シックなコントラストを演出。乗員の開放感を高めるスライディングパノラミックルーフも標準で組み込んだ。

　内装に関しては、エボニー／エボニーインテリアを基調に、サテンゴールドで仕上げたステアリングホイールスポークやパドルシフト、前後シートベゼル、インストルメントパネルヴェントベゼルを特別装備。また、ダッシュボードエンドキャップには限定394台中の1台であることを示す「ONE OF 394」のディスクリプションを、ドアシルにはイルミネーション機能と「EDITION 1988」スクリプトを配したトレッドプレートを装着して、スペシャル感を強調する。さらに、エボニーセミアニリンレザーのパフォーマンスシートやカーボンファイバーのトリムフィニッシャーといった上級アイテムを標準で採用した。

　先進機能装備も充実。ヘッドアップディスプレイやインタラクティブドライバーディスプレイ、ワイヤレスデバイスチャージング、プレミアムキャビンライティング、JaguarDrive コントロール（アダプティブサーフェイスレスポンス付）、MERIDIANサラウンドサウンドシステム、パークアシスト、Wi-Fi接続（データプラン付）を標準で組み込んでいる。