スズキは2022年6月17日、アルト・ラパンの一部仕様変更を実施し、合わせて新シリーズの「アルト・ラパンLC」を追加して、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
■アルト・ラパン
G:2WD125万1800円/4WD136万4000円
L:2WD135万9600円/4WD146万4100円
X:2WD149万6000円/4WD159万7200円
■アルト・ラパンLC
L:2WD140万9100円/4WD151万3600円
X:2WD154万5500円/4WD164万6700円
今回の変更は、安全装備および機能装備の拡充や、内外装カラーの見直しを図るとともに、新しいシリーズとして「アルト・ラパンLC」を追加設定し、ファッショナブル軽乗用車としての訴求力をいっそう高めたことが特徴である。
まず安全装備では、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートを全車に標準装備。また、全方位モニター用カメラパッケージ装着車には、すれ違い支援機能や左右確認サポート機能、3Dビュー表示機能を追加する。さらに、照射性に優れるLEDヘッドランプをLとXグレードに採用した。
機能装備の面では、USB電源ソケット[Type-A/Type-C]を全車に標準装備。また、Xグレードには「ナノイーX」搭載フルオートエアコンと360°プレミアムUV&IRカットガラスを追加する。そして、7インチのディスプレイオーディオを採用し、バックアイカメラ映像の表示や様々な車両情報の確認を可能とした。
外装については、Xグレードにメッキフロントグリルを新装備。ボディカラーには新色のトラッドカーキメタリックとテラコッタピンクメタリックを設定し、合わせて2トーンルーフ仕様車のルーフ色にソフトベージュをラインアップする。一方で内装では、新シート色としてライトブラウンとライトグリーンを用意した。
新シリーズのアルト・ラパンLCに話を移そう。
外装デザインでは、2代目フロンテ(LC10)を彷彿させる、どこか懐かしさを感じさせるデザインを纏ったことが特徴。装備としては、専用アレンジのメッキフロントグリルガーニッシュやメッキヘッドランプガーニッシュ、LCエンブレム付メッキバックドアガーニッシュ、LEDサイドターンランプ付ドアミラー(Xグレード)などを採用する。足もとには、Xグレードにハーフホイールキャップ付14インチアルミホイールを、Lグレードに2トーンカラーの14インチフルホイールキャップ+スチールホイールを配備した。
ボディカラーについては、2トーンルーフ仕様車のルーフ色としてソフトベージュのほか、専用のアーバンブラウンを採用。展開としては、2トーンカラーを6タイプ、モノトーンを6タイプの計12タイプを用意している。
内包するインテリアは、ブラウンを基調としたレザー調&ファブリックシート表皮(トラッドブラウン)やダークブラウン×アイボリーで仕上げた本革巻ステアリングホイールなどを採用して、落ち着きのある上質なキャビン空間を演出。Xグレードには、シックインパネ(インパネガーニッシュ[ダークグレーパール、LCエンブレム付]・インパネオーナメント[ミディアムブラウン木目調])も装備した。
パワーユニットは全シリーズともR06A型658cc直列3気筒DOHC12V・VVTエンジン(最高出力52ps/6500rpm、最大トルク6.1kg・m/4000rpm)+CVTにエネチャージを組み合わせて搭載。WLTCモード燃費は2WDで26.2km/リットル、4WDで24.6km/リットルを実現している。