BMWジャパンは2022年5月24日、M ハイパフォーマンスモデルのM3(G80)に特別仕様車の「BMW M3 50th Anniversary Limited(フィフティース・アニバーサリー・リミテッド)」を設定し、本年5月24日午前11時から6月15日午後11時59分まで、BMWオンラインストア限定で注文受付を実施すると発表した。車両価格は1359万円で、販売台数は50台限定。限定台数より注文数が上回った場合は、厳正な抽選により本年7月半ば頃までに当選者を決定する。納車開始は本年第3四半期以降の予定だ。
今回の限定車は、BMW M社の設立50周年を記念して設定したM3のスペシャルモデルで、パワーユニットにはダブルVANOSやバルブトロニック、高精度ダイレクトインジェクションシステムなどを組み込んだ2992cc直列6気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジンを搭載。最高出力は480ps/6250rpm、最大トルクは550Nm/2650~6130rpmを発生する。トランスミッションには、日本未導入の6速MTを組み合わせた。
特別仕様の概要を見ていこう。
まずボディカラーには、1987〜89年に初代M3(E30)で採用された象徴的な塗装色のシナバーレッド(オプション価格54万8000円)を設定。販売台数は10台の限定だ。ほかに、アルピンホワイトとブラックサファイア(オプション価格10万円)のボディカラーを用意。販売台数はそれぞれ20台ずつに設定する。外装ではほかにも、BMW IndividualハイグロスシャドーラインエクステリアおよびBMW Individualハイグロスシャドーラインエクステリア・エクステンドコンテンツ、Mカーボンミラーキャップ、Mライトアロイホイール・ダブルスポーク・スタイリング826M(鍛造)ブラック+前275/35R19/後285/30R20タイヤ、Mコンパウンドブレーキシステム(レッドキャリパー)などを標準で装備。そして、フロントフード先端、リアトランクゲート、ホイール中央にはBMW M 50周年記念バッチを特別装備した。
内装に関しては、ブラックのカラーを基調にMインテリアトリム・カーボンファイバーやフルレザーメリノシートおよび前席Mスポーツシート、Mシートベルト、マルチファンクションMスポーツ・レザーステアリングホイール(M1/M2ボタン付)、BMW Individualレザーインスツルメントパネル、BMWライブコックピット、BMWヘッドアップディスプレイなどを標準で採用。また、機能装備としてBMWコネクテッドドライブ・プロフェッショナルやBMWジェスチャーコントロール、アンビエントライト、コンフォートアクセス、ワイヤレスチャージングなどを組み込んでいる。