日産自動車は2022年4月21日、“ニッサン インテリジェント モビリティ”の象徴であるリーフの商品改良を行い、今夏に発売すると発表した。
車種展開は以下の通り。
■バッテリーサイズ40kWh
X:370万9200円
X・Vセレクション:394万6800円
G:407万6600円
NISMO:418万2200円
■バッテリーサイズ60kWh
e+X:422万5100円
e+G:480万5900円
車両価格は従来同グレード比でバッテリーサイズ40kWhが11万6600円ダウン、バッテリーサイズ60kWhが19万2500円ダウンとなっているが、これは電気自動車のさらなる普及に向けて、少しでも手に届きやすい価格でユーザーに提供することを目的とした改定だという。なお、従来設定していたアーバンクロムとバッテリーサイズ40kWhのSグレードはカタログから外れている。
今回の仕様変更は、フロントマスクの刷新やアルミホイールの変更、ボディカラー設定の見直し、機能装備のバージョンアップなどがメインメニューだ。
まずフロントマスクには、新たにイルミネーション付きのブランドエンブレムを配備。また、グリルはシームレスでシンプルな形状のなかに日本の伝統的な木組みパターンのような作り込みを施し、より先進的で印象深いマスクを創出する。一方、アルミホイールには新造形の17インチ(6.5J×17)と16インチ(6.5J×16)を装着。17インチはG/X・Vセレクション/e+Gに標準(X/e+Xにオプション)、16インチはX/e+Xに標準で装備し、タイヤは17インチに215/50R17 91Vサイズを、16インチに205/55R16 91Vサイズを組み合わせた。
ボディカラーに関しては、より白さを追求した「ピュアホワイトパール」と、漆黒感とパールの煌めきを表現した「ミッドナイトブラック」を新たに設定。さらに「オペラモーブ/スーパーブラック」の2トーンを加えて、全15種類の豊富なカラーバリエーションをラインアップした。
機能面では、インテリジェントルームミラーの解像度をアップ。視認性を向上させて、より安心で快適なドライブを実現した。
NISMOについては、専用造形のフロントバンパーやサイドシルプロテクター、リアバンパー、18インチアルミホイール(7J×18、タイヤは225/45R18 95Yサイズのコンチネンタル ContiSportContact5)を、新世代のNISMOデザインのカラーリングに変更。ボディカラーはブリリアントシルバー/スーパーブラックとダークメタルグレー/スーパーブラックの2種類の専用2トーンカラーや新色のピュアホワイトパールおよびミッドナイトブラックを含めて、全9タイプを設定した。
パワートレインは基本的に従来と共通で、標準仕様に110kW/320Nmを発生するEM57型モーターと総電力量40kWhの駆動用リチウムイオンバッテリー、e+モデルに160kW/340Nmを発生するEM57型モーターと総電力量60kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載している。