マツダは2022年4月14日、軽商用キャブバンのスクラム・バンと軽乗用キャブワゴンのスクラム・ワゴン、軽トラックのスクラム・トラックの商品改良を行い、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
■スクラム・バン
PA・2WD:5MT99万1100円/5AGS109万2300円
PA・4WD:5MT112万3100円/5AGS122万4300円
PAスペシャル・2WD:4AT121万6600円
PC・2WD:5MT117万3700円/4AT129万8000円
PC・4WD:5MT130万5700円/4AT143万円
BUSTER・2WD:4AT138万7100円
BUSTER・4WD:4AT151万9100円
■スクラム・ワゴン
PXターボ・2WD:4AT156万9700円
PXターボ・4WD:4AT169万8400円
PZターボ・2WD:4AT171万2700円
PZターボ・4WD:4AT184万1400円
PZターボ・スペシャル・2WD:4AT180万700円
PZターボ・スペシャル・4WD:4AT192万9400円
■スクラム・トラック
KCエアコン・パワステ・2WD:5MT88万2200円/4AT99万4400円
KCエアコン・パワステ・4WD:5MT103万4000円/4AT114万6200円
KCエアコン・パワステ農繫・4WD:5MT106万7000円
KX・4WD:5MT122万1000円/4AT133万3200円
スズキからOEM供給を受けて販売するマツダのスクラム・バン/スクラム・ワゴン/スクラム・トラックは、スズキ・エブリイ/エブリイ・ワゴンおよびキャリイをベースとするマツダ・ブランドの軽キャブバン/キャブワゴン/トラックだ。今回の改良は、機能装備のさらなる拡充を図って、身近な働くクルマとしての商品力をいっそう引き上げたことが特徴である。
まずスクラム・バンは、4AT車にアイドリングストップシステムを追加して燃料消費を低減。また、ラゲッジルームランプをLEDに刷新し、暗い場所での作業をよりしやすくする。さらに、最上級グレードのBUSTER(バスター)にはディスチャージヘッドランプを標準装備するなどして安全性を高めた。
次にスクラム・ワゴンについては、リアルームランプをLEDに変更して夜間使用時の利便性を高めたほか、オーバーヘッドシェルフを追加して収納性をアップ。また、PZターボ・スペシャルには本革巻きステアリングを新設定した。
そしてスクラム・トラックに関しては、ATを3速から4速に変更して加速時の静粛性を向上。さらに、4AT車にはアイドリングストップシステムを組み込んで、燃費性能をWLTCモードで従来比10.5%アップさせた。
パワートレインは基本的に従来と共通で、スクラム・バンにR06A型658㏄直列3気筒DOHC12V・VVTエンジン(49ps/6.1kg・m)+5MT/5AGS/4ATを、スクラム・ワゴンにR06A型658㏄直列3気筒DOHC12V・VVTインタークーラーターボエンジン(64ps/9.7kg・m)+4ATを、スクラム・トラックにR06A型658cc直列3気筒DOHC12V・VVTエンジン(50ps/6.0kg・m)+5MT/4ATを搭載。スクラム・バンのPAスペシャル/PC/バスターとスクラム・ワゴン全機種、スクラム・トラックのKCエアコン・パワステ(4AT)セーフティパッケージ装着車/KXは、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車」に該当している。