日本が誇るキャブオーバー型トランスポーター&ワゴンのトヨタ・ハイエースがパーキングサポートブレーキを全車に標準装備。ディーゼルエンジン車の燃費も向上
トヨタ自動車は2022年4月13日、ハイエース(バン/ワゴン/コミューター)の一部改良を行い、同日より発売した。車両価格は239万2100円~419万600円に設定する。
今回の一部改良は、安全機能の拡充がメインテーマだ。
まず、全モデルにパーキングサポートブレーキ(前後方静止物)を標準装備。これにより、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる誤発進を抑制した。
機構面では、1GD-FTV型2754cc直列4気筒コモンレール式直噴インタークーラー付ターボディーゼルエンジン(最高出力151ps/3600rpm、最大トルク30.6kg・m/1000~3400rpm)のフリクション低減などを実施し、燃費性能を向上。この結果、「平成27年度燃費基準+15%達成」と合わせ、エコカー減税の対象車となった。なお、2機種のガソリンユニット、1TR-FE型1998cc直列4気筒Dual VVT-iエンジン(136ps/18.6kg・m)および2TR-FE型2693cc直列4気筒Dual VVT-iエンジン(160ps/24.8kg・m)は、基本的に従来を踏襲している。
外装については、バンのスーパーGLとワゴンのGLに標準装備のフロントフォグランプをLED化。照射性のアップとともに見た目の質感を高めた。
なお、ハイエースのウェルキャブならびにTECS(メーカー完成特装車)についても、ベース車と同様の改良を施している。