ホンダは6月18日、人気SUVのCR-Vのマイナーチェンジモデルを発表し、6月19日に発売した。
車種展開は以下の通り。
EX・5名乗り:FF336万1600円/4WD358万1600円
EX・7名乗り:FF355万6300円/4WD377万6300円
EX Masterpiece・5名乗り:FF368万6100円/4WD390万6100円
EX Masterpiece・7名乗り:FF388万800円/4WD410万800円
EX BLACK EDITION・5名乗り:FF377万4100円/4WD399万4100円
EX BLACK EDITION・7名乗り:FF396万8800円/4WD418万8800円
e:HEV EX・5名乗り:FF392万5900円/4WD414万5900円
e:HEV EX Masterpiece・5名乗り:FF425万400円/4WD447万400円
e:HEV EX BLACK EDITION・5名乗り:FF433万8400円/4WD455万8400円
今回のマイナーチェンジは、内外装の仕様変更や装備の拡充のほか、最上級グレードの「BLACK EDITION」を新たに追加したことが特徴である。
まず、新設定の「BLACK EDITION」の解説から話を進めよう。現行CR-Vの最上級グレードに位置する「BLACK EDITION」は、エクステリアとインテリアともに黒基調の専用加飾を施し、合わせて足もとにはブラック塗装のアルミホイールを装着して、SUVならではの力強さや武骨さといった魅力をより際立たせたことが訴求点となる。具体的には、エクステリアにブラックのヘッドライトエクステンションカラーやスモークタイプのLEDリアコンビネーションランプ、ダーククロームメッキ仕上げのフロントグリル/フォグライトガーニッシュ/ドアロアガーニッシュ/テールゲートガーニッシュ、BLACK EDITION専用エンブレム、そしてBLACK EDITION専用アルミホイール(ブラッククリア塗装・18インチ)などを特別装備。インテリアにはBLACK EDITIONロゴ入り本革シートやピアノブラック調塗装のドアオーナメントパネル/インナードアハンドル、ブラック木目調のパネル、ブラックルーフライニングといった専用アイテムを標準で組み込んだ。
次に装備面では、ユーザーからの要望が多かったシーケンシャルターンシグナルランプ、ステアリングヒーター、リバース連動ドアミラーを全グレードに標準で採用したことがトピック。上級アイテムをスタンダード化して、ミドルクラスSUVとしての魅力度をいっそう引き上げた。
さらに、EXグレードではシート表皮の変更を実施。従来のファブリックからファブリックとプライムスムースレザーの2素材を組み合わせたコンビタイプに刷新し、内装の上質感をより高める。
一方、Masterpieceグレードではホイールデザインを18インチ・グレー切削の新タイプに換装し、足もとの存在感をさらに強調。また、5名乗り2列シート仕様の後部座席にはシートヒーターを標準装備して快適性を向上させた。
パワートレインに関しては基本的に従来と共通で、e:HEV仕様がアトキンソンサイクルDOHC i-VTECのLFB型1993cc直列4気筒DOHC16Vエンジン(145ps/17.8kg・m)+走行用/発電用2モーター+リチウムイオン電池を、ガソリンエンジン仕様がL15B型1496cc直列4気筒DOHC16V・VTECターボエンジン(190ps/24.5kg・m)+7スピードモード付CVT(パドルシフト付)を搭載。最新の安全運転支援システムである「Honda SENSING(ホンダ センシング)」も全モデルに標準で装備する。ボディサイズは全長4605×全幅1855×全高1680~1690mm/ホイールベース2660mmに設定。ボディカラーには新色として、光の当たり方で陰影をより美しく魅せる特別な塗装方法を採用したスーパープラチナグレー・メタリックとプレミアムクリスタルブルー・メタリックのほか、柔らかいトーンのシーグラスブルー・パールを新たに設定し、全6色のラインアップとした。