【新型ハリアーのライバル】素直なハンドリング、スポーティな走り。BMW・X3がこだわったポイント

BMW・X3・xドライブ20d・Mスポーツ X3のシャシーはFRベース エンジンはタテ置き搭載 駆動方式は全車4WD 最新モデルはステレオカメラと5基のレーダーで安全運転を支援
BMW・X3・xドライブ20d・Mスポーツ X3のシャシーはFRベース エンジンはタテ置き搭載 駆動方式は全車4WD 最新モデルはステレオカメラと5基のレーダーで安全運転を支援

BMW・X3・xドライブ20d・Mスポーツ 価格:8SAT 745万円 試乗記

間もなくBMW・SUVラインアップ完成。X3は中核モデル

 BMWは、間もなくフラッグシップのX7をベースとしたクーペモデルのX8がデビューする予定だ。これで、X1を起点にしたSUVラインアップが完成する。
 BMWのSUVは、比較的オーソドックスな「SAV(スポーツアクティビティビークル)」と、個性的な「SAC(スポーツアクティビティクーペ)」の2本立てで構成されている。

 X3(そしてX4)は屋台骨を支える中堅どころ。SAVに分類されるX3の全長×全幅×全高は4720×1890×1675mm。新型ハリアー比で全長はわずかに短く、全幅は少し広い。このボディサイズは「日本で抵抗なく扱える、上限」と表現できる。

全長×全幅×全高4720×1890×1675mm 車重1870kg 足回りは4輪独立システム ハンドリングはスポーティ
全長×全幅×全高4720×1890×1675mm 車重1870kg 足回りは4輪独立システム ハンドリングはスポーティ

多彩なラインアップ。素直なハンドリングは感動レベル

 パワートレーンは多彩。8速ステップATと組み合わせて、2リッターターボ付きの4気筒ガソリンとディーゼル、もしくは前者をベースにしたプラグインハイブリッドシステム。スペシャルバージョンとして、超高出力の3リッターツインターボ付き直列6気筒ガソリンと、ビッグトルクの3リッター直列6気筒ディーゼルターボを設定している点はBMWらしい。

 どのグレードをドライブしても走りはスポーティ。素直なハンドリング感覚が心地いい。FRレイアウトをベースにしたBMWならではの魅力だ。
  X3は生粋のドライバーズカーである。質感の高い各部の作りや充実した装備に触れると、「さすがはプレミアムブランド」と納得する。

インパネはコンソールをドライバー側に傾けた造形 センターディスプレイは10.25インチ ステアリングのグリップは太い
インパネはコンソールをドライバー側に傾けた造形 センターディスプレイは10.25インチ ステアリングのグリップは太い
Mスポーツはレザーコンビシート標準 写真の本革仕様はop 窓が大きく室内は開放的
Mスポーツはレザーコンビシート標準 写真の本革仕様はop 窓が大きく室内は開放的
荷室容量は後席使用時550リッター 最大1600リッター 後席は荷室側から倒せる
荷室容量は後席使用時550リッター 最大1600リッター 後席は荷室側から倒せる
1995cc直4DOHC16Vディーゼルターボ(190ps/400Nm) WLTCモード燃費:14.0km/リッター X3は多彩なエンジンを設定
1995cc直4DOHC16Vディーゼルターボ(190ps/400Nm) WLTCモード燃費:14.0km/リッター X3は多彩なエンジンを設定
ヘッドライトはアダプティブ機能付きLED フォグは薄型形状
ヘッドライトはアダプティブ機能付きLED フォグは薄型形状
メーターは端正なアナログ調 速度計は260km/hまで表示
メーターは端正なアナログ調 速度計は260km/hまで表示

BMW・X3・xドライブ20d・Mスポーツ 主要諸元の主要諸元と主要装備

グレード=Xドライブ20d・Mスポーツ
価格=8SAT 745万円
全長×全幅×全高=4720×1890×1675mm
ホイールベース=2865mm
トレッド=フロント:1600×リア:1615mm
最低地上高=205mm
車重=1870kg
エンジン=1995㏄直4DOHC16Vディーゼルターボ(軽油仕様)
最高出力=140kW(190ps)/4000rpm
最大トルク=400Nm(40.8kgm)/1750~2500rpm
WLTCモード燃費=14.0_km/リッター(燃料タンク容量60リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:マルチリンク
ブレーキ=前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ&ホイール=245/50R19+アルミ
駆動方式=4WD
乗車定員=5名
最小回転半径=5.7m

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