クラウン史の明治維新! 16代目となる新型トヨタ・クラウンはセダンに加えてクロスオーバー、ハッチバックのスポーツ、エステートの計4ボディを設定
トヨタ自動車は2022年7月15日、新型クラウンを世界初公開した。
▲16代目となる新型トヨタ・クラウンはセダンに加えてクロスオーバー、ハッチバックのスポーツ、エステートという計4ボディをラインアップする
今回の全面改良で16代目に移行する新型クラウンは、歴代クラウンが有する「革新と挑戦」のDNAを受け継ぎつつ、ユーザーの多様な価値観やライフスタイルに寄り添う、4つのバリエーションを持った新時代のフラッグシップとして刷新したことが特徴。豊田章男社長は、15代続いた徳川将軍の江戸幕府の大政奉還を例に、16代目となる新型クラウンを「明治維新」と宣言した。
▲トヨタ・クラウン・クロスオーバー セダンとSUVを融合させた新しいスタイルのラグジュアリーモデル。新型クラウンの発売の先陣を切るモデルで、今秋にリリース予定。ボディサイズは全長4930×全幅1840×全高1540mm/ホイールベース2850mm
新型クラウンを企画するに当たって、開発チームは「クラウンとは何か」を徹底的に見つめ直し、「これからの時代のクラウンらしさ」を追求したという。その結果、4つの全く新しいクラウンを作り出した。具体的には、セダンとSUVを融合させた新しいスタイルの「クロスオーバー(CROSSOVER)」、エモーショナルな雰囲気を持ち、運転しやすいパッケージとともにスポーティな走りを楽しめる「スポーツ(SPORT)」、新たなフォーマル表現とともにショーファーニーズにも応える「セダン(SEDAN)」、大人の雰囲気で余裕のある走りを持つ機能的なSUVワゴンモデルの「エステート(ESTATE)」をラインアップ。それぞれに専用デザインのフロントマスクを採用し、各車の個性を強調する。また、日本国内にとどまらず、今後グローバルに約40の国・地域に順次展開するとアナウンスした。
▲トヨタ・クラウン・スポーツ 運転しやすいパッケージとともにスポーティな走りを楽しめるモデルとして企画。開発目標値のボディサイズは全長4710×全幅1880×全高1560mm/ホイールベース2770mmと、クロスオーバー比でショート&ワイドボディ化を果たす。発売は2023年を予定
▲トヨタ・クラウン・セダン 新たなフォーマル表現とともにショーファーニーズにも応える新世代のプレミアム4ドアセダンとして企画。開発目標値のボディサイズは全長5030×全幅1890×全高1470mm/ホイールベース3000mmと、現行のセダン比で120mm長く、90mm幅広く、15mm高く(後輪駆動モデル)、ホイールベースが80mm長いディメンションとなる。発売は2023年を予定
▲トヨタ・クラウン・エステート 11代目で設定されて以来、15年ぶりの復活となるクラウンのワゴンモデル。ボディ高を高めにとってSUVのスタイルに仕立てる。開発目標値のボディサイズは全長4930×全幅1880×全高1620mm/ホイールベース2850mm。発売は2023年を予定
4つのバリエーションの中で、最初に市場に放たれるのは「クロスオーバー」で、今秋の発売を予定する。車種展開や車両価格などに関しては、別記事で紹介しよう。
▲16代目クラウンは歴代クラウン(写真)が有する「革新と挑戦」のDNAを受け継ぎつつ、ユーザーの多様な価値観やライフスタイルに寄り添う新時代のフラッグシップとして刷新される