アウディの新型コンパクトSUV「Q3」が待望の日本上陸。クロスオーバータイプの「Q3スポーツバック」も新設定

8年ぶりにフルモデルチェンジしたアウディのコンパクトSUV「Q3」とブランド初のコンパクトSUVクーペ「Q3スポーツバック」が日本デビュー。販売は本年8月19日より開始

 アウディ・ジャパンは7月7日、8年ぶりにフルモデルチェンジした新型プレミアムコンパクトSUVの「Q3」とブランド初のプレミアムコンパクトSUVクーペ「Q3スポーツバック(Q3 Sportback)」を発表し、本年8月19日より日本での販売をスタートするとアナウンスした。
車種展開は以下の通り。
■Q3
35TFSI:438万円
35TFSIアドバンスト:464万円
35TFSI Sライン:494万円
35TDIクワトロ アドバンスト:513万円
35TDIクワトロ Sライン:543万円

▲アウディQ3 35TFSI Sライン 価格:7SMT494万円 全長4495×全幅1840×全高1610mm ホイールベース2680mm 車重1530kg 乗車定員5名
▲アウディQ3 35TFSI Sライン 価格:7SMT494万円 全長4495×全幅1840×全高1610mm ホイールベース2680mm 車重1530kg 乗車定員5名

■Q3スポーツバック
35TFSI:452万円
35TFSI Sライン:516万円
35TDIクワトロ Sライン:563万円

▲アウディQ3スポーツバック 35TFSI Sライン 価格:7SMT516万円 全長4520×全幅1855×全高1565mm ホイールベース2680mm 車重1530kg 乗車定員5名
▲アウディQ3スポーツバック 35TFSI Sライン 価格:7SMT516万円 全長4520×全幅1855×全高1565mm ホイールベース2680mm 車重1530kg 乗車定員5名

 第2世代となる新型Q3および新設定の新型Q3スポーツバックは、ホイールベースを従来比+75mmの2680㎜とした進化版のMQBプラットフォームをベースに、Q3が従来からの流れを汲む上質でコンパクトなSUVフォルムを、Q3スポーツバックが低めのボディ高(Q3より約30mm、ルーフレール含で約45mm低い)になだらかなルーフラインを採用してクーペチックのエレガントなSUVルックを具現化したことが特長である。

▲Q3のサイドビュー。ブリスター形状の前後フェンダーや彫りの深いロワラインなどによって力強く、かつ安定感のあるフォルムを実現
▲Q3のサイドビュー。ブリスター形状の前後フェンダーや彫りの深いロワラインなどによって力強く、かつ安定感のあるフォルムを実現
▲Q3スポーツバックは低めのボディ高になだらかなルーフラインを採用してエレガントなSUVクーペスタイルを具現化した
▲Q3スポーツバックは低めのボディ高になだらかなルーフラインを採用してエレガントなSUVクーペスタイルを具現化した

 エクステリアに関しては、2モデルともに力強さと高い精度を感じさせるデザインが訴求点だ。フロント部はQファミリー専用にデザインされたオクタゴン(八角形)のシングルフレームグリルやシャープな造形のLEDヘッドライト、フロント両サイドに設けた大型のエアインテークなどにより印象的でスポーティなマスクを創出。サイドビューはブリスター形状の前後フェンダーや彫りの深いロワラインなどによって力強く、かつ安定感のあるフォルムを実現する。そしてリアセクションは、精悍なデザインのLEDリアコンビネーションライトや厚みのあるバンパー、ダーク系カラーでアレンジしたディフューザーなどを組み込んでプレミアムな存在感を強調した。ボディサイズはQ3が全長4490~4495×全幅1840×全高1610mm、Q3スポーツバックが全長4500~4520×全幅1840~1855×全高1565mmというディメンションに設定している。

▲インテリアは基本的にQ3とQ3スポーツバックで共通のデザインを採用。アウディの上位モデルから受け継がれた10.25インチのフル液晶ディスプレイ式デジタルインストルメントクラスターやタッチスクリーンを備えたMMIなどを組み込む。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲インテリアは基本的にQ3とQ3スポーツバックで共通のデザインを採用。アウディの上位モデルから受け継がれた10.25インチのフル液晶ディスプレイ式デジタルインストルメントクラスターやタッチスクリーンを備えたMMIなどを組み込む。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲Q3の後席は頭上と足元ともに従来よりスペースを拡大。リアシートには前後スライドや3分割タイプのシートバック、7段階のリクライニング機構を内蔵した
▲Q3の後席は頭上と足元ともに従来よりスペースを拡大。リアシートには前後スライドや3分割タイプのシートバック、7段階のリクライニング機構を内蔵した

 インテリアについては、基本的に2モデル共通のデザインを採用する。インパネはグリルと同様に八角形をモチーフとした立体感のあるデザインで構成。また、アウディの上位モデルから受け継がれた10.25インチのフル液晶ディスプレイ式デジタルインストルメントクラスターやタッチスクリーンを備えたMMIなどを組み込み、スタイリッシュで先進的なデジタル体験を提供する。スマートフォンを所定の場所に置くだけで充電ができるワイヤレスチャージング機能(テクノロジーパッケージとしてセットオプション)も設定した。一方、キャビン自体はホイールベースの延長などにより居住空間を拡大。とくに、後席は頭上と足元ともにスペースが広がる。また、リアシートには前後スライドや3分割タイプのシートバック、7段階のリクライニング機構を内蔵した。

▲ラゲッジ容量は通常で530リットル、最大で1525リットル(Q3スポーツバックは1400リットル)を確保。積載フロアの高さは2段階に調整できる
▲ラゲッジ容量は通常で530リットル、最大で1525リットル(Q3スポーツバックは1400リットル)を確保。積載フロアの高さは2段階に調整できる

 ラゲッジ容量は通常で530リットル、最大で1525リットル(Q3スポーツバックは1400リットル)まで拡大することが可能。床面の高さはフロアボードによって2段階に調整でき、その下にはリアパーセルシェルフを設定する。オプションとして、足の動きで開閉可能な電動式テールゲートも用意した。

▲搭載エンジンは新開発の“1.5TFSI”1497cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボガソリンエンジン(150ps/250N・m)と進化版の“2.0TDI”1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴インタークーラー付ターボディーゼルエンジン(150ps/340N・m)を設定
▲搭載エンジンは新開発の“1.5TFSI”1497cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボガソリンエンジン(150ps/250N・m)と進化版の“2.0TDI”1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴インタークーラー付ターボディーゼルエンジン(150ps/340N・m)を設定

 パワーユニットには、新開発の“1.5TFSI”1497cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボガソリンエンジン(最高出力150ps/5000~6000rpm、最大トルク250N・m/1500~3500rpm)と進化版の“2.0TDI”1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴インタークーラー付ターボディーゼルエンジン(最高出力150ps/3500~4000rpm、最大トルク340N・m/1750~3000rpm)を設定。トランスミッションは2エンジンともに7速Sトロニックを組み合わせる。駆動機構は“1.5TFSI”エンジンが2WD(FF)、“2.0TDI”エンジンがquattro(クワトロ)フルタイム4WDで構成した。

▲安全・運転支援システムを拡充。アウディプレセンスフロントに加えて、アウディサイドアシスト(写真)やアウディアクティブレーンアシストなどを採用する
▲安全・運転支援システムを拡充。アウディプレセンスフロントに加えて、アウディサイドアシスト(写真)やアウディアクティブレーンアシストなどを採用する

 さまざまな安全・運転支援システムを組み込んだことも新型Q3/Q3スポーツバックのトピック。事故を予防し、衝撃を軽減するアウディプレセンスフロントに加えて、アウディサイドアシストやアウディアクティブレーンアシスト、アダプティブクルーズコントロール、サラウンドビューカメラなどにより、高い安全性と快適性を実現した。

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