延期していた進化版ホンダ・シビック・タイプRの発売が本年10月に決定

ホンダが新型コロナウイルスの感染拡大に伴う生産活動への影響で発売時期を遅らせていたマイナーチェンジ版シビック・タイプRを10月に発売予定と発表

 ホンダは7月31日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う英国Honda of The U.K.Manufacturing Ltd.の生産活動への影響で発売時期を延ばしていた「シビック・タイプR」のマイナーチェンジモデルを、本年10月に発売する予定だと発表した。

▲ホンダが延期していた進化版シビック・タイプRの発売を本年10月に実施する予定だとアナウンス。最新情報は専用ホームページで順次案内していくという
▲ホンダが延期していた進化版シビック・タイプRの発売を本年10月に実施する予定だとアナウンス。最新情報は専用ホームページで順次案内していくという

 進化したシビック・タイプRは、サーキットにおける走りの限界性能をより高めるとともに、エンジンの冷却性能やブレーキ性能を向上させ、「走る、曲がる、止まる」の基本性能をさらに進化させたモデルに仕立てたという。とくにブレーキに関しては、1ピースのドリルドタイプから2ピースのフローティングディスクに刷新。パッドと接する面をより増やすことで、制動性能をいっそう高めた。

▲ブレーキは1ピースのドリルドタイプから2ピースのフローティングディスクに刷新して制動性能をより高めた
▲ブレーキは1ピースのドリルドタイプから2ピースのフローティングディスクに刷新して制動性能をより高めた

 一方、エクステリアに関しては、フロントグリルの開口部を大幅に広げてエンジンルームの冷却効率をいっそう向上させたことがトピック。また、ヒーテッドドアミラーやリアベンチレーションの採用、新ボディカラーのポリッシュドメタル・メタリックおよびレーシングブルー・パールの設定などを実施する。

▲グリル開口部を拡大してエンジンルームの冷却効率を向上させる
▲グリル開口部を拡大してエンジンルームの冷却効率を向上させる

 インテリアについては、アルカンターラ巻きステアリングやティアドロップ形シフトノブなどを新装備。また、アダプティブダンパーシステムの制御を変更し、旋回性をより引き上げる。さらに、先進の安全運転支援システムのHonda SENSINGを標準で装備した。

▲グリップ感を追求してステアリングをアルカンターラ巻きに変更する
▲グリップ感を追求してステアリングをアルカンターラ巻きに変更する
▲ノブの傾きを認識しやすい新開発のティアドロップ形シフトノブを装備
▲ノブの傾きを認識しやすい新開発のティアドロップ形シフトノブを装備

 なお、「シビック・タイプR」および国内200台限定販売となる「シビック・タイプR・リミテッド・エディション(Limited Edition)」に関する最新情報については、専用ホームページで順次案内するという。

▲シビック・タイプR・リミテッド・エディションは“TYPE R”の原点に立ち返り、軽量化や専用装備によりピュアスポーツ性能をさらに追求した高性能バージョン。ボディカラーには初代シビック・タイプRを想起させるイエローカラーの「サンライトイエローⅡ」を設定する
▲シビック・タイプR・リミテッド・エディションは“TYPE R”の原点に立ち返り、軽量化や専用装備によりピュアスポーツ性能をさらに追求した高性能バージョン。ボディカラーには初代シビック・タイプRを想起させるイエローカラーの「サンライトイエローⅡ」を設定する
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