ホンダは7月31日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う英国Honda of The U.K.Manufacturing Ltd.の生産活動への影響で発売時期を延ばしていた「シビック・タイプR」のマイナーチェンジモデルを、本年10月に発売する予定だと発表した。
進化したシビック・タイプRは、サーキットにおける走りの限界性能をより高めるとともに、エンジンの冷却性能やブレーキ性能を向上させ、「走る、曲がる、止まる」の基本性能をさらに進化させたモデルに仕立てたという。とくにブレーキに関しては、1ピースのドリルドタイプから2ピースのフローティングディスクに刷新。パッドと接する面をより増やすことで、制動性能をいっそう高めた。
一方、エクステリアに関しては、フロントグリルの開口部を大幅に広げてエンジンルームの冷却効率をいっそう向上させたことがトピック。また、ヒーテッドドアミラーやリアベンチレーションの採用、新ボディカラーのポリッシュドメタル・メタリックおよびレーシングブルー・パールの設定などを実施する。
インテリアについては、アルカンターラ巻きステアリングやティアドロップ形シフトノブなどを新装備。また、アダプティブダンパーシステムの制御を変更し、旋回性をより引き上げる。さらに、先進の安全運転支援システムのHonda SENSINGを標準で装備した。
なお、「シビック・タイプR」および国内200台限定販売となる「シビック・タイプR・リミテッド・エディション(Limited Edition)」に関する最新情報については、専用ホームページで順次案内するという。