レクサスISの高性能バージョン「IS500 Fスポーツ パフォーマンス」の日本導入が決定

レクサスが5リットルV8エンジンを搭載した「IS500 Fスポーツ パフォーマンス」を本年8月25日に日本に導入すると予告。特別仕様車として「ファーストエディション」を設定

 トヨタ自動車が展開する高級車ブランドのレクサスは2022年7月21日、FRプレミアムスポーツセダン「IS」の高性能モデルとなる「IS500 Fスポーツ パフォーマンス(IS500 F SPORT Performance)」を本年8月25日に日本に導入すると発表。また、特別仕様車の「IS500 Fスポーツ パフォーマンス ファーストエディション(F SPORT Performance First Edition)」を500台限定で抽選販売すると予告した。

▲レクサスがFRプレミアムスポーツセダン「IS」の高性能モデルとなる「IS500 Fスポーツ パフォーマンス」を本年8月25日より日本に導入すると発表。写真は海外仕様

▲レクサスがFRプレミアムスポーツセダン「IS」の高性能モデルとなる「IS500 Fスポーツ パフォーマンス」を本年8月25日より日本に導入すると発表。写真は海外仕様

 

 レクサスISは2020年11月に大がかりな商品改良を実施。内外装デザインの刷新や機能装備のバージョンアップのほか、あらゆる走行シーンで減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ちよさなどドライバーの意図に忠実でリニアな応答の追求、すなわち“Lexus Driving Signature”をより高い次元に昇華させている。

▲V8の魅力を最大限に引き出すクルマの基本素性を実現するため、下山テストコースで徹底的に走り込み、鍛え上げる

▲V8の魅力を最大限に引き出すクルマの基本素性を実現するため、下山テストコースで徹底的に走り込み、鍛え上げる

 

 今回発表されたIS 500 Fスポーツ パフォーマンスは、従来のFスポーツ パッケージ仕様に加えて、パワートレインを大幅に強化する。パワーユニットには改良版の自然吸気5リットルV型8気筒DOHCエンジンを搭載。排気システムには左右4本出しのクワッドエキゾーストシステムを組み合わせ、最高出力は481ps(354kW)/7100rpm、最大トルクは54.5kg・m(535Nm)/4800rpmを発生する。トランスミッションには専用セッティングの8速スポーツダイレクトシフトATを採用して後輪を駆動。ドライブモードとしてはEco/NormalのほかにSport S/Sport S+/Customを設定し、エンジンとトランスミッションのマッピングをそれぞれ最適化してパフォーマンスを向上させた。

▲パワーユニットには改良版の自然吸気5リットルV型8気筒DOHCエンジンを搭載。最高出力は481ps(354kW)/7100rpm、最大トルクは54.5kg・m(535Nm)/4800rpmを発生する

▲パワーユニットには改良版の自然吸気5リットルV型8気筒DOHCエンジンを搭載。最高出力は481ps(354kW)/7100rpm、最大トルクは54.5kg・m(535Nm)/4800rpmを発生する

 

 シャシー面に関しては、アダプティブバリアブルサスペンション(AVS)および電動パワーステアリング(EPS)の制御定数を見直し、合わせてコイルスプリングのばね定数を変更。また、リアにヤマハ発動機が開発したパフォーマンスダンパーを組み込む。さらに、駆動系にはトルセン式リアリミテッドスリップディファレンシャル(LSD)をセット。そして、制動機構には前Φ356mm/後Φ323mmの大径ディスクローターと専用ブラック塗装キャリパーを採用し、シューズには専用19インチアルミホイール+前235/40R19/後265/35R19タイヤを装着した。

▲アダプティブバリアブルサスペンション(AVS)および電動パワーステアリング(EPS)の制御定数を見直し、合わせてコイルスプリングのばね定数を変更して優れた乗り心地と操縦安定性を実現

▲アダプティブバリアブルサスペンション(AVS)および電動パワーステアリング(EPS)の制御定数を見直し、合わせてコイルスプリングのばね定数を変更して優れた乗り心地と操縦安定性を実現

▲リアにヤマハ発動機が開発したフォーマンスダンパーを装備。さらに駆動系にはトルセン式リアリミテッドスリップディファレンシャルを組み込む

▲リアにヤマハ発動機が開発したパフォーマンスダンパーを装備。さらに駆動系にはトルセン式リアリミテッドスリップディファレンシャルを組み込む

▲シューズには専用19インチアルミホイール+前235/40R19/後265/35R19タイヤを装着

▲シューズには専用19インチアルミホイール+前235/40R19/後265/35R19タイヤを装着

 

 エクステリアについては、5リットルV8エンジンを搭載するためにボンネットを50mmほど高めたうえで、中央部のキャラクターラインを強調したことが特徴。また、専用デザインのフロントバンパーおよびバンパーガーニッシュやフロントフェンダーパネル、専用デザインのリアバンパーガーニッシュ、4連タイプのエキゾーストマフラー、ブラック塗装のリップスポイラー、F SPORT Performance専用エンブレム(フロントフェンダー)などを装備する。ボディサイズは全長4760×全幅1840×全高1435mm/ホイールベース2800mmに設定。ボディカラーには新規にチタニウムカーバイドグレーを追加した。

 

▲ボディサイズは全長4760×全幅1840×全高1435mm/ホイールベース2800mmに設定

▲ボディサイズは全長4760×全幅1840×全高1435mm/ホイールベース2800mmに設定

▲専用デザインのボンネットやフロントバンパーおよびバンパーガーニッシュ、フロントフェンダーパネルを採用

▲専用デザインのボンネットやフロントバンパーおよびバンパーガーニッシュ、フロントフェンダーパネルを採用

▲専用デザインのリアバンパーガーニッシュや4連タイプのエキゾーストマフラーを装着

▲専用デザインのリアバンパーガーニッシュや4連タイプのエキゾーストマフラーを装着

▲トランクゲート右にIS500エンブレムを貼付

▲トランクゲート右にIS500エンブレムを貼付

▲フロントフェンダーにF SPORT Performance専用エンブレムを配備

▲フロントフェンダーにF SPORT Performance専用エンブレムを配備

▲新規にチタニウムカーバイドグレーのボディカラーを追加

▲新規にチタニウムカーバイドグレーのボディカラーを追加

 

 内包するインテリアは、F SPORT Performanceバッジを配したパドルシフト付きウルトラスエード&ディンプル本革巻きステアリングホイールやドアシルのスカッフプレート(フロント:“F SPORT Performance”専用ステンレス[“F SPORT”ロゴ])、F SPORTペダルなどを標準装備。また、8インチTFT液晶メーターには専用オープニングを採用する。さらに、フロントシートには専用ウルトラスエード(ブラック)/L texスポーツシート(運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション機能付)を装着。そして、ドアトリムアームレスト/メーターフード/フロントコンソール上部/ニーパッド(フロントコンソールサイド)/シフトノブには専用ウルトラスエードを張った。

▲F SPORT Performanceバッジを配したパドルシフト付きウルトラスエード&ディンプル本革巻きステアリングホイールを装備

▲F SPORT Performanceバッジを配したパドルシフト付きウルトラスエード&ディンプル本革巻きステアリングホイールを装備

 

 特別仕様車のIS500 Fスポーツ パフォーマンス ファーストエディションに話を移そう。エクステリアでは、マットブラック塗装の専用BBS製19インチ鍛造アルミホイールやブラック塗装のドアミラーを採用。インテリアには、専用アッシュ(オープンフィニッシュ/ベンガラ)&ディンプル本革巻きステアリングホイール(パドルシフト付)やオープンフィニッシュ/ベンガラの専用オーナメントパネル、ブラック×ブラウンパーフォレーション/ブラウンステッチの専用シート、“F SPORT Performance First Edition”専用プレートを特別装備した。

▲日本導入を記念した特別仕様車のIS500 Fスポーツ パフォーマンス ファーストエディションを設定。販売台数は500台限定

▲日本導入を記念した特別仕様車のIS500 Fスポーツ パフォーマンス ファーストエディションを設定。販売台数は500台限定

 

 なお、IS500 Fスポーツ パフォーマンス ファーストエディションの抽選の申し込みは、8月25日から9月15日まで販売店で受付し、9月下旬より順次商談を開始。また、IS500の通常モデルの販売に関しては、2022年冬以降に公表する予定である。

 

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