FCAジャパンは8月7日、ジープの人気コンパクトSUVのレネゲードにブランド初のプラグインハイブリッドモデルとなる「レネゲード4xe(フォーバイイー)」を新設定し、今秋に日本で発売すると発表した。
レネゲード4xeは、本格オフローダーブランドの“Jeep”にふさわしい、高い走破性と優れた環境性能を高次元で両立した電動化時代の新世代ジープとして開発される。
肝心のパワーユニットは、1.3リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンに電気モーター、駆動用の11.4kWリチウムイオンバッテリーで構成。トランスミッションには新開発の6速ATを組み合わせる。また、駆動機構には新設計の4×4システム「eAWD」を採用し、合わせてハイブリッド/エレクトリック/Eセーブという3種類の選択が可能な新ドライブモードを設定した。
充電に関しては、日本の規格に適合される予定。EVモードでは、最大でおよそ50kmをゼロエミッションで走行可能だ。また、アクセルペダルを離している惰性走行時に電気モーターが発電機として作動するeCoastingや回生ブレーキのeBrakingを組み込み、ドライブ中でも効果的にバッテリーを充電する。さらに、充電のタイマー予約機能も採用した。
エクステリアについては、既存のレネゲードのデザインをベースに、“Jeep”バッジや“4xe”バッジ、サイドの車名バッジにブルーのアクセントを取り入れたことが特徴。内包するインテリアも既存のレネゲードの造形を基調に、最新のディスプレイやドライブモードスイッチなどの専用装備を組み込んだ。
なお、日本導入モデルのグレード展開はLimited(リミテッド)とTrailhawk(トレイルホーク)の2タイプで構成すると予告している。