日産自動車は8月17日、セレナの一部仕様向上を実施して発売した。
車種展開は以下の通り。
■セレナ2WD(FF)
X:257万6200円
XV:273万6800円
G:306万1300円
ハイウェイスター:275万8800円
ハイウェイスターV:307万100円
ハイウェイスターG:331万1000円
eパワーX:299万7500円
eパワーXV:322万6300円
eパワーG:347万3800円
eパワー・ハイウェイスター:329万3400円
eパワー・ハイウェイスターV:358万2700円
eパワー・ハイウェイスターG:380万9300円
■セレナ4WD
X:282万4800円
XV:298万5400円
G:335万3900円
ハイウェイスター:305万1400円
ハイウェイスターV:333万5200円
今回の仕様変更は、インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)を全車に標準設定として、日産自慢の全方位運転支援システムをさらに強化したことがトピックだ。また、従来はオプションで用意していた運転支援技術のプロパイロットを、ハイウェイスターV/ハイウェイスターG/eパワー・ハイウェイスターV/eパワー・ハイウェイスターGに標準で組み込む。さらに、インテリジェントルームミラーのオプション設定グレードをXV/ハイウェイスターV/eパワーXV/eパワー・ハイウェイスターVに拡大展開した。ほかにも、室内に配備するUSB電源ソケットを1.0Aから2.0Aに変更し、利便性をいっそう高めた。
パワーユニットは基本的に従来と共通で、スマートシンプルハイブリッドのMR20DD型1997cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンエンジン(150ps)+SM24型モーター(1.9kW)+鉛酸電池、eパワーのHR12DE型1198cc直列3気筒DOHCガソリンエンジン(84ps)+EM57型モーター(100kW)+リチウムイオン電池をラインアップ。また、スマートシンプルハイブリッドには2WD(FF)のほかに4WD(オートコントロール4WD)の駆動方式を設定した。
関連会社のオーテックジャパンが製造するカスタムカー「AUTECH」、ならびに「ステップタイプ」、福祉車両「ライフケアビークル(LV)」シリーズ、車中泊仕様の「マルチベッド」も、ベース車と同様にインテリジェントFCW(前方衝突予測警報)を全車標準装備とし、全方位運転支援システムをさらに強化。また、従来はオプション設定であった運転支援技術のプロパイロットをAUTECH Safety Package/AUTECH SPORTS SPEC/eパワーAUTECH/eパワーAUTECH Safety Package/e-POWER AUTECH SPORTS SPEC、そのほかハイウェイスターVおよびeパワー・ハイウェイスターVをベースにしたステップタイプ/ライフケアビークル(LV)シリーズ/マルチベッドに標準装備し、合わせてインテリジェントルームミラーのオプション設定グレードをAUTECH全車、ステップタイプ全車、XV/ハイウェイスターV/eパワーXV/eパワー・ハイウェイスターVをベースにしたライフケアビークル(LV)シリーズ、マルチベッド全車に拡大展開したほか、USB電源ソケットを1.0Aから2.4Aに変更した。
グレード展開では、“プレミアムスポーティミニバン”としてハンドリングや加速感をチューニングした「AUTECH SPORTS SPEC」を、これまでのSハイブリッド車に加えてeパワー車にも追加設定したことが訴求点。セレナ・シリーズ唯一の17インチタイヤ(205/50ZR17 93Y MICHELIN PILOT SPORT4タイヤ+専用17インチダークグラファイトフィニッシュアルミホイール)の採用をはじめ、専用サスペンションやボディ補強、専用コンピュータなどのチューニングをeパワー車の特性に合わせて行うことで、気持ちのいい走りにいっそうの磨きをかけている。