【最新モデル試乗】爽快、愉快! Kクロスオーバー、ダイハツ・タフト。パワフルなGターボに乗ってみた!

ダイハツ・タフトGターボ(FF) 価格:CVT 160万6000円 試乗記

ダイハツ・タフトGターボ(FF) タフトは全車「スカイフィールトップ」と呼ぶガラスルーフ標準装備 写真はディーラーopのダークブラックメッキパック(5万2536円)装着車
ダイハツ・タフトGターボ(FF) タフトは全車「スカイフィールトップ」と呼ぶガラスルーフ標準装備 写真はディーラーopのダークブラックメッキパック(5万2536円)装着車

タフトのパワーユニットは2種。ターボの走りは余裕しゃくしゃく

 新型KクロスオーバーSUV、タフトのラインアップはGターボ、G、Xの3グレード構成。全車にFFと4WDを用意する。試乗車はGターボのFF仕様だ。

 Gターボのパワーユニットは64ps/100Nmを発揮する直3DOHC12Vターボ。自然吸気のG比で12ps/40Nmパワフルだ。走りは力強い。Gも交通の流れに乗るには十分なパフォーマンスだったが、Gターボなら積極的に流れがリードできる。アクセルを軽く踏み込むだけで気持ちよく加速し、高速道路のクルージングは余裕しゃくしゃく。
 Gの場合、追い越し時や急坂でパワーモードを選択したくなったが、Gターボは標準モードのまま十分な力強さが味わえた。街乗りだけでなく、ひんぱんに長距離ドライブを楽しむドライバーには、Gターボがおすすめである。

 車両価格はG比で12万1000円高。だが、Gターボは、アダプティブクルーズコントロールとレーンキープコントロールが標準装備(Gでは4万4000円のop)。実質的な価格差はさほどではない。アダプティブクルーズコントロールは渋滞時にも威力を発揮する全車速対応タイプ。制御はスムーズかつ的確でドライバーの安心感を高めてくれる。なお、外観上でGターボを見分けるポイントはアルミホイール。Gはシルバー塗装、Gターボは精悍なガンメタ塗装になる。

ボディカラーは写真のフォレストカーキメタリックなど全9色 Gターボはルーフレール標準 スタイリングはボクシーな印象
ボディカラーは写真のフォレストカーキメタリックなど全9色 Gターボはルーフレール標準 スタイリングはボクシーな印象

魅力は開放的な室内。スカイフィールトップが気持ちいい

 ターボGの車両価格はG比で12万1000円高。だが、Gターボは、アダプティブクルーズコントロールとレーンキープコントロールが標準装備(Gでは4万4000円のop)。実質的な価格差はさほどではない。アダプティブクルーズコントロールは渋滞時にも威力を発揮する全車速対応タイプ。制御はスムーズかつ的確でドライバーの安心感を高めてくれる。なお、外観上でGターボを見分けるポイントはアルミホイール。Gはシルバー塗装、Gターボは精悍なガンメタ塗装になる。

 タフトの魅力は、開放的な室内空間にある。前席上部をガラスで仕上げたスカイフィールトップを標準装備。セミオープン感覚のクルージングが楽しめる。前方に加えて、上方の景色も見られるキャビンは新鮮だった。都会では高層ビルの景観が楽しめ、アウトドアでは自然の息吹がよりリアルに実感できる。トップは固定式のため風は感じられないが、それでも光とワイドな視界が得られるのはうれしい。ガラス面は紫外線や赤外線を減らすスーパーUV&IRカット機能付き。手動式シェード付きだが、真夏の日差しでも開けたままで快適に過ごせた。

 タフトの主要メカニズムは、基本的にタントと共通。ダイハツの新クルマ技術、DNGAが全面投入され、各部の完成度は高い。室内スペースは広く、ラゲッジスペースは使い勝手優秀。静粛性も全般的にハイレベル。大径タイヤの採用で190mmの最低地上高を確保した点も魅力だ。現状でも不満はないが、ボディのしっかり感がアップし、足回りがいちだんとしなやかになれば、満足度は大幅にアップするに違いない。タフトは行動派の名パートナーである。

スカイフィールトップは明るい室内を演出する魅力的な装備 Aピラーが立っていることもあり開放感抜群
スカイフィールトップは明るい室内を演出する魅力的な装備 Aピラーが立っていることもあり開放感抜群
インパネはオレンジ加飾が個性的 センターコンソールを配した機能的でパーソナルな造形 ステアリングは本革巻き 写真の9インチスタイリッシュナビはディーラーop(22万6776円)
インパネはオレンジ加飾が個性的 センターコンソールを配した機能的でパーソナルな造形 ステアリングは本革巻き 写真の9インチスタイリッシュナビはディーラーop(22万6776円)
前席はサポート性に優れたセパレート形状 座り心地はしっかりとした感触 後席はグレーカラー 室内長2050㎜
前席はサポート性に優れたセパレート形状 座り心地はしっかりとした感触 後席はグレーカラー 室内長2050㎜
メーターは見やすい2眼式 中央の液晶モニターに各種情報を表示する
メーターは見やすい2眼式 中央の液晶モニターに各種情報を表示する
ACCとパワーモードスイッチはステアリングに配置
ACCとパワーモードスイッチはステアリングに配置
オプションのパノラマパーキングアシストは4基のカメラで映像を合成
オプションのパノラマパーキングアシストは4基のカメラで映像を合成
後席シートバックは2分割式 倒すと使い勝手に優れたフラットスペース出現 荷室フロアは防汚処理済み (荷室ボード)
後席シートバックは2分割式 倒すと使い勝手に優れたフラットスペース出現 荷室フロアは防汚処理済み (荷室ボード)
ラゲッジボードは標準比で最大165mm深くなる高さ調節式
ラゲッジボードは標準比で最大165mm深くなる高さ調節式
試乗車はダークメッキパック装着車 ダークメッキパックはフロントグリルとリアゲートガーニッシュのセット
試乗車はダークメッキパック装着車 ダークメッキパックはフロントグリルとリアゲートガーニッシュのセット
165/65R15タイヤ+ガンメタ塗装アルミ装着 最低地上高190mm
165/65R15タイヤ+ガンメタ塗装アルミ装着 最低地上高190mm
658cc直3DOHC12Vターボ 64ps/6400rpm 100Nm/3600rpm 自然吸気仕様比12ps/40Nmパワフル WLTCモード燃費:20.2km/リッター
658cc直3DOHC12Vターボ 64ps/6400rpm 100Nm/3600rpm 自然吸気仕様比12ps/40Nmパワフル WLTCモード燃費:20.2km/リッター

ダイハツ・タフトGターボ(FF) 主要諸元と主要装備の主要諸元と主要装備

グレード=Gターボ(FF)
価格=CVT 160万6000円
全長×全幅×全高=3395×1475×1630mm
ホイールベース=2460mm
トレッド=フロント1300×リア1295mm
最低地上高=190mm
車重=840kg
エンジン=658cc直3DOHC12Vターボ(レギュラー仕様)
最高出力=47kW(64ps)/6400rpm
最大トルク=100Nm(10.2kgm)/3600rpm
WLTCモード燃費=20.2_km/リッター(燃料タンク容量30リッター)
(市街地/郊外/高速道路=17.9/21.9/20.3km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ドラム
タイヤ&ホイール=165/65R15+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=4名
最小回転半径=4.8m
●主な燃費改善対策:自動無段変速機/ロックアップ機構付きトルコン/可変バルブタイミング/オルタネーター回生制御/アイドリングストップ
●主要装備:スマートアシスト(衝突回避支援ブレーキ+衝突警報機能+ブレーキ制御付き前後誤発進抑制機能+車線逸脱警報+車線逸脱抑制制御+路側逸脱警報+ふらつき警報+先行車発進お知らせ+標識認識機能+アダプティブドライビングビーム+全車速追従機能付きACC+レーンキープコントロール+前後コーナーセンサーほか)/SRSサイド&カーテンエアバッグ/スカイフィールトップ/サイドストーンガード/スモークドガラス(リア3面)/ルーフレール/フルLEDヘッドライト/アダプティブドライビングランプ/LEDフォグランプ/オートAC/前席シートヒーター/本革巻きステアリング/オレンジインテリアアクセント/ウエルカムドアロック解除/電動パーキングブレーキ/純正ナビ装着用アップグレードパッケージ/バックカメラ/16cm前後スピーカー/15インチガンメタリック塗装アルミ/前後スタビライザー
●装着メーカーop:スマートパノラマパーキングパック(9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ+USBソケット+Wi-Fiルーター+スマートパノラマパーキングアシストほか)12万6500円
●装着ディーラーop:9㌅スタイリッシュナビ22万6776円/ETC車載器1万7600円/ドライブレコーダー3万4760円/ダークブラックメッキパック5万2536円
※価格はすべて消費税込み リサイクル費用8930円

タフトは多彩なopアイテムでドレスUPが楽しめる 写真はホワイトパック(5500円)とチルトアウトプラン(8万1048円)装着車
タフトは多彩なopアイテムでドレスUPが楽しめる 写真はホワイトパック(5500円)とチルトアウトプラン(8万1048円)装着車
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