フィアットの都会派スモールSUVの500Xに電動開閉式ソフトトップを備えたカブリオレ仕様の「500Xインフィニート」を設定。販売台数は100台限定
Stellantis(ステランティス)ジャパンは2022年8月2日、フィアット・ブランドのコンパクトSUVである500Xに特別仕様車の「500Xインフィニート(500X Infinito)」をラインアップし、8月27日に発売すると発表した。車両価格は398万円の設定で、販売台数は100台の限定だ。
今回の特別仕様車は、通常モデルの500Xクロスをベースに開閉可能なソフトトップを組み込んで、開放感あふれるカブリオレ仕様に仕立てたことが特徴。500Xのカブリオレモデルの日本導入は初だ。なお、車名のインフィニート=Infinitoはイタリア語で“無限”を意味。屋根が大きく開き、自然と一体となって無限の歓びが得られるクルマであることを表現している。
肝心のソフトトップは、ルーフ一面に広がる大開口でアレンジ。開閉機構は電動式で、車内のスイッチを押すだけで操作できる。また、ソフトトップのカラーにはブルーを採用し、ジェラートホワイトのボディカラーと鮮やかなコントラストを形成した。
ソフトトップ以外のエクステリアの装備としては、500Xの個性を象徴するデザイン性の高いハロゲンヘッドライトおよびハロゲンフロントフォグランプを特別装備したほか、SUVならではの躍動感を感じさせるマットクローム仕上げの前後モールディングやスタイリッシュな造形のLEDリアコンビネーションランプなどを標準で採用。足もとには、エレガントなデザインの17インチ15スポークアルミホイール(タイヤは215/55R17サイズ)を装着した。
インテリアに関してはベース車の500Xクロスに準じ、上質なブラックのレザーシートや前席8ウェイパワーシート&シートヒーター、本革巻きステアリング(オーディオコントロール/クルーズコントロール付)、マットダークグレー仕上げインストルメントパネル、TFTメータークラスターなどを標準で採用。また、機能面では7インチタッチパネルモニター付UconnectやUSBポート×2、デュアルゾーン式フルオートエアコン、アダプティブクルーズコントロールなどを組み込んで快適性を高めた。
パワートレインはベース車と共通で、1331cc直列4気筒マルチエア16Vインタークーラー付ターボエンジン(最高出力151ps/5500rpm、最大トルク270Nm/1850rpm)+6速乾式デュアルクラッチオートマチックを搭載して前輪を駆動。先進安全運転支援システムも充実しており、走行中に車線から逸脱しそうな場面でドライバーに警告するレーンデパーチャーウォーニングや、ミラーの死角にある併走車の存在を知らせるブラインドスポットモニター、後退時に左右方向から接近する車両の存在を伝えるリアクロスパスディテクション、リアパーキングカメラ、自動ハイビーム、エレクトリックパーキングブレーキなどを標準で組み込んでいる。