マツダ3とマツダCX-30にマイルドハイブリッドを組み合わせた「e-SKYACTIV G 2.0」のパワートレインを新設定

マツダがコンパクトカーの「マツダ3」とクロスオーバーSUVの「マツダCX-30」を商品改良。直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」を「e-SKYACTIV G 2.0」に変更したほか、Proactive Touring Selectionに本革内装をオプション設定

 マツダは2022年8月4日、人気コンパクトカーの「マツダ3」とクロスオーバーSUVの「マツダCX-30」を商品改良し、同日より予約受注を開始した。車両価格はマツダ3 ファストバックが228万8000円~384万2280円、マツダ3 セダンが228万8000円~382万280円、CX-30が245万8500円~391万5980円に設定。発売はマツダ3が9月下旬以降、CX-30が8月下旬以降を予定している。

▲マツダ3 ファストバック20S Proactive Touring Selection (2WD) 価格:6MT279万680円/6SAT270万3800円 全長4460×全幅1795×全高1440mm ホイールベース2725mm 車重MT1360/AT1380kg 乗車定員5名 パワーユニットに「e-SKYACTIV G 2.0」を新搭載。WLTCモード燃費はMT17.5/AT16.4km/リットル

▲マツダ3 ファストバック20S Proactive Touring Selection (2WD) 価格:6MT279万680円/6SAT270万3800円 全長4460×全幅1795×全高1440mm ホイールベース2725mm 車重MT1360/AT1380kg 乗車定員5名 パワーユニットに「e-SKYACTIV G 2.0」を新搭載。WLTCモード燃費はMT17.5/AT16.4km/リットル

 

 今回の商品改良は、直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」をマイルドハイブリッドの「e-SKYACTIV G 2.0」に変更したほか、グレード体系やオプション装備の見直しを図ったことが特徴である。

▲マツダCX-30 20S Proactive Touring Selection (2WD) 価格:6SAT279万9500円 全長4395×全幅1795×全高1540mm ホイールベース2655mm 車重1420kg 乗車定員5名 パワーユニットに「e-SKYACTIV G 2.0」を新搭載。WLTCモード燃費は16.2km/リットル

▲マツダCX-30 20S Proactive Touring Selection (2WD) 価格:6SAT279万9500円 全長4395×全幅1795×全高1540mm ホイールベース2655mm 車重1420kg 乗車定員5名 パワーユニットに「e-SKYACTIV G 2.0」を新搭載。WLTCモード燃費は16.2km/リットル

 

 まずは新搭載のe-SKYACTIV G 2.0の内容から解説していこう。

 e-SKYACTIV G 2.0は従来の「SKYACTIV-G 2.0」PE-VPS型1997cc直列4気筒DOHC16V直噴(DI)ガソリンエンジン(最高出力156ps/6000rpm、最大トルク20.3kg・m/4000rpm)に、マツダ独自のマイルドハイブリッドシステムである「Mハイブリッド」、機構としてはインテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(ISG)およびMJ型モーター(最高出力5.1kW/1800rpm、最大トルク49Nm/100rpm)や24Vリチウムイオンバッテリー、DC-DCコンバーター、回生協調ブレーキを組み合わせたパワートレインで、減速エネルギーを回生して電力として活用するほか、発進時のモーターによるアシストなどによって、環境性能と走りの質向上を高次元で両立させる。燃費性能はWLTCモードでマツダ3ファストバック(2WD、6AT)が16.4km/リットル、マツダ3セダン(2WD、6AT)が16.7km/リットル、CX-30(2WD、6AT)が16.2km/リットルと、従来のSKYACTIV-G 2.0比で0.6km/リットルほど改善した。

▲e-SKYACTIV G 2.0はPE-VPS型1997cc直列4気筒DOHC16V直噴(DI)ガソリンエンジン(156ps/20.3kg・m)に、マツダ独自のマイルドハイブリッドシステムである「Mハイブリッド」を組み合わせる

▲e-SKYACTIV G 2.0はPE-VPS型1997cc直列4気筒DOHC16V直噴(DI)ガソリンエンジン(156ps/20.3kg・m)に、マツダ独自のマイルドハイブリッドシステムである「Mハイブリッド」を組み合わせる

 

 なお、パワートレインのラインアップはマツダ3が「e-SKYACTIV G 2.0」のほか、「SKYACTIV-G 1.5」のP5-VPS型1496cc直列4気筒DOHC16V直噴(DI)ガソリンエンジン(最高出力111ps/6000rpm、最大トルク14.9kg・m/3500rpm)、「SKYACTIV-D 1.8」のS8-DPTS型1756cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力130ps/4000rpm、最大トルク27.5kg・m/1600~2600rpm)、「e-SKYACTIV X」のHF-VPH型1997cc直列4気筒DOHC16V直噴(DI)ガソリンエンジン(最高出力190ps/6000rpm、最大トルク24.5kg・m/4500rpm)+MK型モーター(最高出力4.8kW/1000rpm、最大トルク61Nm/100rpm)+駆動用リチウムイオンバッテリーという計4機種を、CX-30が「e-SKYACTIV G 2.0」のほか、「SKYACTIV-D 1.8」と「e-SKYACTIV X」という計3機種を設定している。

▲マツダ3 セダン20S Proactive Touring Selection (2WD) 価格: 6SAT270万3800円 全長4660×全幅1795×全高1445mm ホイールベース2725mm 車重1380kg 乗車定員5名 パワーユニットに「e-SKYACTIV G 2.0」を新搭載。WLTCモード燃費は16.7km/リットル

▲マツダ3 セダン20S Proactive Touring Selection (2WD) 価格: 6SAT270万3800円 全長4660×全幅1795×全高1445mm ホイールベース2725mm 車重1380kg 乗車定員5名 パワーユニットに「e-SKYACTIV G 2.0」を新搭載。WLTCモード燃費は16.7km/リットル

 

 グレード体系に関しては、「e-SKYACTIV G 2.0」および「SKYACTIV-D 1.8」搭載車の上級グレードを「Proactive Touring Selection」に集約したことがトピック。合わせて、上級インテリア加飾や自動防眩ルームミラー(フレームレス)を採用して、内装の質感をいっそう向上させる。また、Proactive Touring Selectionには本革内装をメーカーオプションで設定。マツダ3ではバーガンディレザーパッケージ(ファストバックのみ)とブラックレザーパッケージの2種類、CX-30ではホワイトレザーパッケージとブラックレザーパッケージの2種類をラインアップしている。

▲マツダ3 ファストバック20S Proactive Touring Selectionの内装。上級インテリア加飾や自動防眩ルームミラー(フレームレス)を採用する

▲マツダ3 ファストバック20S Proactive Touring Selectionの内装。上級インテリア加飾や自動防眩ルームミラー(フレームレス)を採用する

 

▲マツダ3のProactive Touring Selectionには本革内装をメーカーオプションで設定。バーガンディレザーパッケージ(ファストバックのみ。写真・上)とブラックレザーパッケージ(同・下)の2種類を設定

▲マツダ3のProactive Touring Selectionには本革内装をメーカーオプションで設定。バーガンディレザーパッケージ(ファストバックのみ。写真・上)とブラックレザーパッケージ(同・下)の2種類を設定

▲マツダCX-30 20S Proactive Touring Selectionの内装。上級インテリア加飾や自動防眩ルームミラー(フレームレス)を装備

▲マツダCX-30 20S Proactive Touring Selectionの内装。上級インテリア加飾や自動防眩ルームミラー(フレームレス)を装備

▲マツダCX-30のProactive Touring Selectionには本革内装をメーカーオプションで設定。ホワイトレザーパッケージ(写真・上)とブラックレザーパッケージ(同・下)の2種類が選択可

▲マツダCX-30のProactive Touring Selectionには本革内装をメーカーオプションで設定。ホワイトレザーパッケージ(写真・上)とブラックレザーパッケージ(同・下)の2種類が選択可

 

Follow