FCAジャパンは8月20日、アルファロメオのプレミアムSUVのステルヴィオをマイナーチェンジし、10月3日に発売すると発表した。
車種展開は以下の通り。
2.2 TURBO DIESEL Q4 SPRINT:589万円
2.2 TURBO DIESEL Q4 SPORT PACKAGE:687万円
2.0 TURBO Q4 SPORT PACKAGE:720万円
2.9 V6 BI-TURBO QUADRIFOGLIO:1232万円
今回の商品改良は、新グレード「2.2 TURBO DIESEL Q4 SPRINT(2.2ターボディーゼルQ4・スプリント)」の追加設定や運転支援システムおよびインフォテインメント機能の充実化などが訴求点だ。
まず、新グレードの「2.2 TURBO DIESEL Q4 SPRINT」は、装備と車両価格を高度にバランスさせたことがセールスポイントである。パワートレインは2142cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力210ps/3500rpm、最大トルク470Nm/1750rpm)+電子制御式8速オートマチックトランスミッション+Q4(電子制御式4輪駆動システム)で構成。外装にはバイキセノンヘッドライトやクロームウインドウモールディング、18インチ5スポークデザインアルミホイール+235/60R18ランフラットタイヤなどを、内装にはヘアライン仕上げ樹脂パネルやオーディオコントローラー付きスポーツレザーステアリング、6ウェイパワーシート(前席、運転席メモリー付き)、タッチディスプレイ付Connectシステム、デュアルゾーン式フルオートエアコン、スタンダードオーディオシステム(8スピーカー)などを、機能装備にはアダプティブクルーズコントロール(ACC)やトラフィックジャムアシスト(TJA)、ハイウェイアシストシステム(HAS)、トラフィックサインレコグニション(TSR)、インテリジェントスピードコントロール(ISC)、ヒルディセントコントロール(HDC)などを標準で組み込んだ。
一方、シリーズ全体の変更では、車両の設定やスマートフォンとの連携が可能なConnectシステムに、直感的な操作ができる8.8インチタッチディスプレイを新採用したことがトピック。これに伴い、センターコンソールまわりの素材や形状を変更し、合わせて充電時にケーブルを必要としないワイヤレスチャージングパッドも採用した。
運転支援システムについては、前走車と一定の車間距離を保ちながら速度を合わせて追従するアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)に、ハイウェイアシストシステム(HAS)を追加設定。また、一般道を含む渋滞時においてドライバーの負荷を軽減するトラフィックジャムアシスト(TJA)や、一般道ならびに高速道路で道路標識を認識してメーター内に表示するトラフィックサインレコグニション(TSR)、TSRが検知した制限速度に応じてACCの速度設定を素早く切り替えられるインテリジェントスピードコントロール(ISC)などの先進運転支援機能も組み込む。さらに、ミラーの死角にある並走車を認識し、ミラー内の警告ランプによりドライバーに注意を促すだけでなく危険な車線変更に対してステアリング補正を行うアクティブブラインドスポットアシストや、ドライバーの注意力の低下を検知するドライバーアテンションアラートも搭載した。
機構面では、車両に触れることなくリアバンパー下部へ足でジェスチャーを行うことにより開閉可能なハンズフリーテールゲートを新採用。また、QUADRIFOGLIO(クアドリフォリオ)にはサンルーフを標準で装備する。さらに、足回りには路面からの入力に応じて減衰力を最適化するFSDショックアブソーバーを新たに組み込み、合わせて新デザインの20インチアルミホイールも設定した。