シトロエン・ベルランゴのカタログモデルが日本デビュー。車両価格は312~343万円に設定

シトロエンの新型MPV「ベルランゴ」のカタログモデルが先行予約を開始。グレード展開はFEEL/SHINE/特別仕様車SHINE XTR PACKで構成。正式販売は10月1日より実施

 グループPSAジャパンは8月26日、シトロエンの新型MPV「ベルランゴ(BERLINGO)」のカタログモデルの先行予約を8月27日に開始し、10月1日より正式販売すると発表した。

▲シトロエン・ベルランゴSHINE 価格:8SAT338万円 全長4405×全幅1850×全高1850mm ホイールベース2785mm 最小回転半径5.6m 車重1630kg 乗車定員5名 シューズには16インチブラックアロイホイール+205/60R16タイヤを装着
▲シトロエン・ベルランゴSHINE 価格:8SAT338万円 全長4405×全幅1850×全高1850mm ホイールベース2785mm 最小回転半径5.6m 車重1630kg 乗車定員5名 シューズには16インチブラックアロイホイール+205/60R16タイヤを装着

車種展開および車両価格は以下の通り。
ベルランゴFEEL(フィール):312万円
ベルランゴSHINE(シャイン):338万円
ベルランゴSHINE XTR PACK(シャインXTRパック):343万円

▲シトロエン・ベルランゴFEEL 価格:8SAT312万円 全長4405×全幅1850×全高1850mm ホイールベース2785mm 最小回転半径5.6m 車重1610kg 乗車定員5名 シューズには16インチスチールホイール/ホイールキャップ+205/60R16タイヤを装着
▲シトロエン・ベルランゴFEEL 価格:8SAT312万円 全長4405×全幅1850×全高1850mm ホイールベース2785mm 最小回転半径5.6m 車重1610kg 乗車定員5名 シューズには16インチスチールホイール/ホイールキャップ+205/60R16タイヤを装着

 昨年10月と11月に日本での先行発売モデルのオンライン予約注文を実施し、5時間半という短時間で予定の受注枠が満枠となるなど、高い人気を博す新型ベルランゴ。カタログモデルでは、先行発売モデルDébut Editionとほぼ同等の装備を有するメイングレードのSHINEに加え、あえて装備を一部省いて道具感をより強調したFEEL、そして装備のさらなる充実化とマットオレンジのアクセントを施した特別仕様車のSHINE XTR PACKを設定した。

▲シトロエン・ベルランゴSHINE XTR PACK 価格:8SAT343万円 全長4405×全幅1850×全高1850mm ホイールベース2785mm 最小回転半径5.6m 車重1630kg 乗車定員5名 シューズには17インチアロイホイール+205/55R17タイヤを装着
▲シトロエン・ベルランゴSHINE XTR PACK 価格:8SAT343万円 全長4405×全幅1850×全高1850mm ホイールベース2785mm 最小回転半径5.6m 車重1630kg 乗車定員5名 シューズには17インチアロイホイール+205/55R17タイヤを装着

 改めて、新型ベルランゴの特徴を紹介していこう。第3世代となる新型ベルランゴは、2018年開催のジュネーブ・モーターショーで発表される。エクステリアに関しては、新しさを表現するボディスタイリングと最新シトロエンのデザインコードを採用したことが訴求点だ。トールワゴンスタイルの基本フォルムは、定評のあるグループPSAのプラットフォームEMP2をベースに、前進させたフロントスクリーンに短く高く設定したフロントエンド、取り回しを向上させる短い前後オーバーハング、伸びやかなサイドビューで構成。ここに2段構えのポジショニングライトとヘッドライト、フォグランプをラウンドしたノーズ部分に配し、またドア下部にAirbumpを、前後バンパーにブラックタイプを組み込んで、ほかに似るもののないパーソナリティを具現化する。ボディサイズは全長4405×全幅1850×全高1850mm/ホイールベース2785mmに設定した。

▲先進機能と独創デザインを融合させたコクピット。8インチタッチスクリーンやスマートフォンワイヤレスチャージャーなどを装備する。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲先進機能と独創デザインを融合させたコクピット。8インチタッチスクリーンやスマートフォンワイヤレスチャージャーなどを装備する。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲SHINEには3座独立タイプのリアシートを装着。シート表地はブラックとグレーを基調にアクセントカラーを入れたファブリックを採用
▲SHINEには3座独立タイプのリアシートを装着。シート表地はブラックとグレーを基調にアクセントカラーを入れたファブリックを採用
▲SHINE XTR PACKにはオレンジのアクセントを入れた専用シート表地を採用する
▲SHINE XTR PACKにはオレンジのアクセントを入れた専用シート表地を採用する

 インテリアについては、広くて快適なキャビンスペースに先進機能と独創デザインを融合させたコクピット、3座独立タイプのリアシート(SHINE系グレード。FELLは60:40分割可倒式リアシート)などを採用したことが特徴。また、ユーティリティ性能も最大限に重視し、両側スライドドアに独立式ガラスハッチを内蔵したリアゲート、Magic Flat(マジックフラット)と称するワンタッチでフルフラット状態にできるシート可倒機構などを組み込む。ラゲッジルームは5名乗り状態で奥行きが1m、後席格納時で1.88m、助手席を倒せば最長2.7mの長尺物に対応。容量自体は5名乗車時でトノカバー下597リットル、後席格納時で2126リットルを確保した。

▲パノラミックルーフに収納スペースを融合させた“Modutop”をSHINE系グレードに標準装備
▲パノラミックルーフに収納スペースを融合させた“Modutop”をSHINE系グレードに標準装備
▲SHINE系グレードには後席およびリアゲート側の両方からアクセスできる容量約60リットルのリアシーリングボックスを設置
▲SHINE系グレードには後席およびリアゲート側の両方からアクセスできる容量約60リットルのリアシーリングボックスを設置

 ルーフ部も注目ポイントで、パノラミックルーフに収納スペースを融合させた“Modutop”をSHINE系グレードに標準装備する。フロントルーフに収納トレイを設けたほか、中央部にはBag in Roof(バッグインルーフ)として最大14リットルまでのバッグを収納できるスペースを設定。さらにリアシート頭上後方には、後席およびリアゲート側の両方からアクセスできる容量約60リットルのリアシーリングボックスを設置した。ほかにも、夏場の室内温度上昇を和らげる電動サンシェードや明るさの調整が可能なムードライトなどを装備している。

▲先進運転支援機能(ADAS)としてアクティブクルーズコントロール(ストップ機能付き)やアクティブセーフティブレーキ、レーンキープアシストなどを全車に標準で装備する
▲先進運転支援機能(ADAS)としてアクティブクルーズコントロール(ストップ機能付き)やアクティブセーフティブレーキ、レーンキープアシストなどを全車に標準で装備する

 機能装備の拡充も図った。先進運転支援機能(ADAS)では、アクティブクルーズコントロール(ストップ機能付き)やアクティブセーフティブレーキ、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニターシステム、インテリジェントハイビーム、トラフィックサインインフォメーションなどを全車に標準装備。快適機能としては、8インチタッチスクリーン(AppleCarPlay/AndroidAuto対応)や12V電源ソケット(センターコンソール/ラゲッジルーム)を全車に標準装備し、またSHINE系グレードにはスマートフォンワイヤレスチャージャーや左右独立調整式オートエアコン、リアサンブラインド/床下収納/チャイルドウォッチミラーなども設定した。

▲パワーユニットには1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(130ps/300Nm)を搭載する
▲パワーユニットには1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(130ps/300Nm)を搭載する

 パワーユニットは1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力130ps/3750rpm、最大トルク300Nm/1750rpm)+EAT8(電子制御8速オートマチックトランスミッション)を搭載し、前輪を駆動。燃費性能はWLTCモードで18.0km/リットル、JC08モードで21.2km/リットルを実現している。

▲SHINEとFEELのボディカラーには3色をラインアップ。写真はサーブル
▲SHINEとFEELのボディカラーには3色をラインアップ。写真はサーブル
▲アクアグリーン
▲アクアグリーン
▲ブランバンキーズ
▲ブランバンキーズ

 なお、SHINEとFEELのボディカラーにはサーブル/アクアグリーン/ブランバンキーズの3色を設定。アクセントカラーにはホワイトを配する。一方、SHINE XTR PACKはサーブルのボディカラーにオレンジのアクセントカラーを採用した。

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