ランボルギーニ・ウルス・ペルフォルマンテ 新車ニュース
ウルスがデビュー初のマイナーチェンジを実施!
ウルスによって大躍進を遂げたランボルギーニ。会社の規模そのものが以前のおよそ2倍になったのだから驚く。ウルスは2017年のデビュー直後から大人気を博し、登場6年目を迎えても、旺盛な需要に支えられてきた。生産台数は累計で2万台以上に達し、名実ともにサンタアガータの屋台骨となっている。ウルスの成功により、このスーパースポーツカーブランドは今後いっそうのテクノロジーの進化を図ることが可能になった。
そして、2022年夏、ウルスは初の大きな節目を迎えた。マイナーチェンジされ、スタンダードモデルはウルスSへと進化、同時に高性能グレードとしてウルス・ペルフォルマンテが登場したのだ。
ペルフォルマンテは最高出力666hp,トップスピード306km/h!
注目は当然、ペルフォルマンテに集まる。ペルフォルマンテの名は以前、 V10スーパーカーの高性能バージョンに使われていた。ランボルギーニファンにはお馴染みのネーミングである。
ニューモデルラッシュに沸くスーパーSUV界にあって、9月にはついにマラネッロが初のSUVを発表する。サンタアガータとしては機先を制したかったに違いない。ペルフォルマンテは、最高出力650hpを誇っていた4リッター・V8ツインターボをさらにチューニング。最高出力は666hpを誇る。さらに47kgの軽量化によってスーパーSUV界屈指のパワーウェイトレシオ(3.2kg/hp)を実現した。空力性能の向上と新たなサスペンションシステム(車高20mmダウン)と相まって圧倒的なパフォーマンスを手に入れている。ちなみにドライブモードはコンフォート/スポルト/コルサ/ラリー(新設)の4種だ。
発表に先立って行われたパイクスピーク(全長およそ20km、平均勾配7%のヒルクライムコース)でのテストでは、市販車SUV部門で最速となる10分32秒064を記録。ベントレー・ベンテイガが2018年に記録した10分49秒9022を大幅に上回るタイムを叩き出している。
大型ウイング採用。より精悍なイメージに変身
ウルス・ペルフォルマンテは空力性能の向上、つまりスタイリング面でも大きく変貌を遂げた。フロントマスクはもちろんのこと、トレッド増に伴ってオーバーフェンダーも広がり、リアにはアヴェンタドールSVJからデインスピレーションを得たリアウィングまで装備する。ボンネットフードを含めこれらはすべてカーボンファイバー製で、ルーフパネルもオプションでカーボンに変更可能だ。
オンロードパフォーマンスをいっそう重視したウルス・ペルフォルマンテの登場は、激化するスーパーSUVシーンにおいて、その先駆者としての面目躍如となりそうだ。
ランボルギーニ・ウルス・ペルフォルマンテ主要諸元
グレード ペルフォルマンテ
価格=8SAT 未定
全長×全幅×全高=5137×2026×1618mm
ホイールベース=3006mm
トレッド=フロント:1711/リア:1718mm
最低地上高=未公表
車重_=2150kg
エンジン(プレミアム仕様)=3996cc・V8DOHC32Vツインターボ
最高出力=490kW(666hp)/6000rpm
最大トルク=850Nm(86.7kgm)/2300~4500rpm
WLTCモード燃費=未公表(燃料タンク容量85リッター)
サスペンション=フロント:ダブルウィッシュボーン/リア:マルチリンク
ブレーキ=前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ&ホイール=フロント:285/40R22/リア:325/35R22+アルミ
駆動方式=4WD
乗車定員=4名
最小回転半径=5.9m
※スペックは欧州仕様/タイヤはピレリPゼロ