【ネオクラシック体験隊スペシャル】世界限定500台! 伝説の4ドアスポーツ、メルセデス・ベンツ190E 2.5-16エボリューションIIに魅せられた27年

1990年式メルセデス・ベンツ190E 2.5-16エボリューションII/オーナー:郡司智之 様

メルセデス・ベンツ190E2.5ー16エボリューションII エボ2は「勝利のための4ドアスポーツ」  1992年にDTMチャンピオンマシンに輝く 郡司さんは1995年に入手 以後愛機として27年のつきあい

メルセデス・ベンツ190E2.5ー16エボリューションII エボ2は「勝利のための4ドアスポーツ」 1992年にDTMチャンピオンマシンに輝く 郡司さんは1995年に入手 以後愛機として27年のつきあい

徹底したこだわりに感動! 勝利を目指した本気スポーツの凄み

真正面

 圧倒的な速さを誇った「勇者」、メルセデス・ベンツ190E・2.5―16エボリューション2に魅せられたのは郡司智之さん。2.5―16エボリューション2は、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)での勝利を目指して開発された駿馬。大胆なエアロスタイルをはじめ、すべてをスポーツチューンした伝説の4ドアスポーツである。

 郡司さんは1995年に入手。当時190E2.6を購入して間もなかったが、憧れのクルマだったため、清水の舞台から飛び降りる覚悟で決めたという。「慣らし運転」からつきあいはスタート。以後大きなトラブルに見舞われることなく、所有27年目に入った。

 パフォーマンスは秀逸。発進直後は標準の2.5―16と大差はないが、速度が上昇するほど違いが際立つという。ハイチューンユニットのレブリミットは7800rpm。標準車より1000rpm引き上げられており、2~3速のつながりが改善されているのが魅力だ。

 細部まで入念に作り込まれている点もメルセデス流。単にエアロパーツを装着しているのではなく、インナーフェンダーやリアウィンドウ回り、さらにはスペアタイヤカバーまで専用設計。「わずか500台の限定モデルのために、ここまでやるか!?」という徹底ぶりだという。

 基本的にオリジナル状態をキープしているが、シートはスパルコ製のバケットに交換。モノトーンの内外装にレッドカラーがアクセントを添えている。2.5―16エボリューション2は、「最善か無か」といわれた完璧主義時代のメルセデスの象徴。これからも郡司さんのよき相棒として強い存在感を放つに違いない。

エボIIは1990年のジュネーブ・ショーでデビュー 世界限定500台 全長×全幅×全高4544×1720×1340mm 車重1340kg 駆動方式:FR

エボIIは1990年のジュネーブ・ショーでデビュー 世界限定500台 全長×全幅×全高4544×1720×1340mm 車重1340kg 駆動方式:FR

2463㏄直4DOHC16V 235ps/7200rpm 25.0kgm/5000~6000rpm 標準2.5ー16(2498cc)比30ps/0.5kgmパワフル トランスミッションは5速MT

2463㏄直4DOHC16V 235ps/7200rpm 25.0kgm/5000~6000rpm 標準2.5ー16(2498cc)比30ps/0.5kgmパワフル トランスミッションは5速MT

角度調節リップ付き大型リアスポイラーはエボIIの象徴 Cd値は0.30

角度調節リップ付き大型リアスポイラーはエボIIの象徴 Cd値は0.30

タコメーターが9000rpmスケールなのと5速MTのシフトノブにシリアルナンバーが入るのが標準2.5ー16との相違点 ステアリングは非純正 各部の作りはさすがメルセデス

タコメーターが9000rpmスケールなのと5速MTのシフトノブにシリアルナンバーが入るのが標準2.5ー16との相違点 ステアリングは非純正 各部の作りはさすがメルセデス

シートはスパルコ製フルバケットに交換 運転席は2脚目に更新済み

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エンブレム

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