SUBARUは9月4日、クロスオーバーSUV「XV」の商品改良を行い、10月8日に発売すると発表した。
車種展開は以下の通り。
1.6iアイサイト:220万円
1.6i-Lアイサイト:233万2000円
1.6i-Lアイサイト ルーフレール装着車:238万7000円
2.0e-Lアイサイト:265万1000円
2.0e-Lアイサイト ルーフレール装着車:270万6000円
2.0e-Sアイサイト:287万1000円
2.0e-Sアイサイト ルーフレール装着車:292万6000円
アドバンス:292万6000円
アドバンス ルーフレール装着車:298万1000円
今回の商品改良は、内外装の仕様変更やサスペンションのセッティング変更、新シフト制御の採用、安全性能の向上など多岐に渡る。
まずエクステリアでは、フロントバンパーおよびグリルのデザインを刷新し、より印象的なフェイスを創出。また、新造形の17インチ/18インチ切削光輝アルミホイールを装着して、足もとの存在感を際立たせる。さらに、ボディカラーには鮮やかかつ上質なプラズマイエロー・パールを追加設定し、スタイリッシュさとSUVらしい力強さを強調した。
内包するインテリアは、1.6i-Lアイサイトとアドバンスのカラーコーディネートおよびシート表皮を見直したことがトピック。1.6i-Lアイサイトはダークシルバー金属調/オレンジステッチのインパネ加飾パネルやメイン・トリコット/サイド・トリコット(オレンジステッチ)のシート表皮を、アドバンスはダークシルバー金属調/ブルーステッチのインパネ加飾パネルやメイン・トリコット/サイド・トリコット+合成皮革(ネイビー/チャコール、ブルーステッチ)のシート表皮を採用し、より高品質で先進的なキャビン空間に仕立てた。
機能装備の面では、e-BOXER搭載車にSI-DRIVEと協調するアダプティブ変速制御「e-Active Shift Control(e-アクティブシフトコントロール)」を新採用したことが訴求点だ。SI-DRIVEのスポーツモード選択時でコーナーに進入した際、アクセル・ブレーキの操作状況などからスポーティな走行と車両が判断した場合に制御を開始し、高いエンジン回転数によるコーナリングを維持。コーナリング後はモーターアシストを作動させて力強い加速を実現するなど、ダイレクトな変速感覚を演出する。また、全グレードでサスペンションのセッティング変更を行い、SUVらしいしなやかさとスポーティさをより高い次元で両立させた。安全性能の向上も見逃せない。見通しの悪い交差点や駐車・発進時にドライバーの視界をサポートする「フロントビューモニター」を、オプションで新設定した。
パワートレインは基本的に従来と共通で、2.0e系グレードおよびアドバンスに「e-BOXER」のFB20型1995cc水平対向4気筒DOHC16V直噴ガソリンエンジン(145ps/19.2kg・m)+MA1型モーター(10kW/65Nm)+リチウムイオン電池(容量4.8Ah)で構成するマイルドハイブリッドを搭載。トランスミッションには7速マニュアルモード付リニアトロニックをセットし、駆動方式にはAWD(常時全輪駆動)を採用する。一方、1.6i系グレードはFB16型1599cc水平対向4気筒DOHC16Vガソリンエンジン(115ps/15.1kg・m)+リニアトロニック(1.6i-Lアイサイトは7速マニュアルモード付)+AWDのパワートレインを踏襲した。