ホンダは9月11日、今秋に新型への移行を予定している軽ハッチバック「N-ONE」の一部情報を、専用ホームページで先行公開した。
第2世代となる新型N-ONEは、2017年に全面改良した新型N-BOXを皮切りに、Nのある豊かな生活「N for Life」を提案する、ホンダの新世代軽自動車の第4弾に位置する。グレード展開は「飾り立てない“本質”」を謳うオリジナル(Original)、「価値を知る“本物”」を謳うプレミアム(Premium)およびプレミアム ツアラー(Premium Tourer)、「走る楽しさを追求した“本格”」を謳うRSという3タイプを設定した。
今回のフルモデルチェンジでは、N360から受け継がれてきたタイムレスな3つの“かたち”、具体的には“丸”“四角”“台形”を基本にデザインを構成する。まずエクステリアでは、第2世代のN-BOXおよびN-WGNと基本的に共通の新プラットフォームをベースに、人の瞳のように親しみやすい丸目のヘッドライト、後ろを走るクルマからもしっかりと見える四角いリアコンビネーションランプ、ボディの隅に配置したタイヤによって安定感のある台形フォルムなどを採用。また、軽自動車初のLEDデイタイムランニングランプやフルLEDのリアコンビネーションランプなどを装備して先進性を、14インチスチールホイール+カラードディッシュホイール(オリジナル)やグレーメタリック/切削リム(プレミアム ツアラー)およびマットブラック(RS)15インチアルミホイールを配して足もとの個性を主張する。さらに、タイプ別の専用エクステリアパーツを随所に組み込んで、それぞれの個性を強調した。
内包するインテリアは、必要なものだけを残し、それ以外を大胆にそぎ落とすことで、運転する“楽しさ”と広々とした“くつろぎ”を高次元で両立したキャビン空間に仕立てる。また、機能面では電動制御パーキングブレーキやプラズマクラスター技術搭載フルオートエアコンなどを標準で装備。RSには専用本革巻きステアリングや本革巻きセレクトレバー(CVT)およびディンプルレザーシフトノブ(MT)、サポート性を高めたセパレートシートといったスポーティアイテムを組み込んだ。
パワーユニットに関しては、ホンダの軽自動車用の最新エンジンである658cc直列3気筒DOHC12Vの自然吸気とターボチャージャー付という2機種を用意。トランスミッションには無段変速オートマチック(トルクコンバータ付)のCVTのほか、ターボ仕様にクロスレシオ・ギア比の6速MTをラインアップする。駆動レイアウトはオリジナルとプレミアムおよびプレミアム ツアラーにFFと4WD、RSにFFを設定した。
先進安全運転支援システムの充実化も見逃せない。衝突軽減ブレーキ[CMBS]/誤発進抑制機能/歩行者事故低減ステアリング/先行車発進お知らせ機能/標識認識機能/路外逸脱抑制機能/渋滞追従機能付ACC[アダプティブクルーズコントロール]/LKAS[車線維持支援システム]/後方誤発進抑制機能/オートハイビームで構成するホンダセンシング(Honda SENSING)を全車に標準で採用している。