ホンダが北京モーターショーで電気自動車SUVのコンセプトモデル「Honda SUV e:concept」を発表

中国で初となるHONDAブランドEVの将来の量産方向性を示す「Honda SUV e:concept」が初公開。スタイリングはSUVクーペで構成

 ホンダは9月26日、2020年北京モーターショーにおいて新しいEVコンセプトカー「Honda SUV e:concept(SUVイーコンセプト)」を世界初公開した。

▲中国で初となるHONDAブランドEVの将来の量産方向性を示す「Honda SUV e:concept」。基本フォルムはスタイリッシュなSUVクーペで構成する
▲中国で初となるHONDAブランドEVの将来の量産方向性を示す「Honda SUV e:concept」。基本フォルムはスタイリッシュなSUVクーペで構成する

 中国で初となるHONDAブランドEVの将来の量産方向性を示す「Honda SUV e:concept」は、基本フォルムをスタイリッシュなSUVクーペで構成。最新のEVパワートレインを搭載したうえで、認識・予測・判断性能を向上させた安全運転支援システム「全方位ADAS」を組み込む次世代の「Honda SENSING」や、先進のコネクティビティによるAIアシストインターフェースおよびスマホ連携、無線ネットワークによるアップデート機能を備えた次世代の「Honda CONNECT」を組み込み、新しいモビリティ価値を提供する量産EVを目指して開発を進めているという。つまり、将来的な自動運転レベル3以上を見据えたEVに仕立てることを念頭に置いているようだ。また、同車は「Honda e」に続くEVの世界戦略車のキャラクターも有しており、世界最大の自動車市場、そして高いSUV人気を誇る中国では、間違いなく脚光を浴びる量産EVに位置づけられるだろう。

▲ワイド化したフロントカメラと360度レーダーが車両の周辺状況をより高度に検知することで認識・予測・判断性能を向上させた安全運転支援システム「全方位ADAS」を設定
▲ワイド化したフロントカメラと360度レーダーが車両の周辺状況をより高度に検知することで認識・予測・判断性能を向上させた安全運転支援システム「全方位ADAS」を設定
▲先進のコネクティビティによるAIアシストインターフェースおよびスマホ連携、無線ネットワークによるアップデート機能を備えた次世代の「Honda CONNECT」も組み込む
▲先進のコネクティビティによるAIアシストインターフェースおよびスマホ連携、無線ネットワークによるアップデート機能を備えた次世代の「Honda CONNECT」も組み込む

 ホンダの四輪ブースではもう1台、注目のSUVが雛壇に上がった。現行型CR-Vをベースとする、プラグインハイブリッドモデルの「CR-V PHEV」だ。パワートレインはホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」をベースに、バッテリーやコンバーターといったシステムをさらに効率化。走行性能やレスポンス、静粛性など、日常走行のほぼ全ての領域で“最もEVに近い”フィールを実現しているという。中国での発売に関しては、2021年初頭にスタートする予定。PHEVのシェアが高まりつつある日本市場でも、同車が設定される公算は大だ。

▲プラグインハイブリッドモデルの「CR-V PHEV」。パワートレインはホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」をベースに、バッテリーやコンバーターといったシステムのさらなる効率化を図った
▲プラグインハイブリッドモデルの「CR-V PHEV」。パワートレインはホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」をベースに、バッテリーやコンバーターといったシステムのさらなる効率化を図った
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