FCAジャパンは10月13日、コンパクトカーのフィアット・パンダに特別仕様車「パンダ・クロス4×4(Panda Cross 4×4)」をラインアップし、10月24日に発売すると発表した。車両価格は263万円の設定で、販売台数は150台の限定だ。
今回の特別仕様車は、通常モデルのパンダが有する独特の背高スタイルやコンパクトながら広々した室内空間をベースに、SUVらしさを演出する専用の外装パーツや走破性を高める機能装備などを組み込んで、個性あふれるクロスオーバーSUVに仕立てたことが特徴である。
まずエクステリアでは、樹脂パーツを多用した専用アレンジのフロントフェイスのほか、スキッドプレート風デザインを取り入れた前後バンパーやシルバー仕上げのルーフレール、CROSSロゴ入りサイドモールディングなどを特別装備。また、足もとには専用タイプの15インチ10スポークアルミホイール+175/65R15タイヤを装着する。さらに、ボディカラーには華やかなパステルイエローを採用した。
インテリアについては、ブラックを基調に随所にブラウンをあしらった専用の内装カラーを導入したことがトピック。また、CROSSロゴ入りの専用ファブリックシートや前席シートヒーター、ダストポーレンフィルター付フルオートエアコン、センターコンソール収納、ECOスイッチ(電動パワーステアリング、エンジン制御:ECO設定)などのアイテムを特別装備した。
パワーユニットには875cc直列2気筒8Vマルチエア・インタークーラー付ターボエンジン(85ps/145Nm、ECOスイッチON時77ps/100Nm)を搭載。トランスミッションには、最終減速比を5.308にセットした6速MTを組み合わせる。そして、駆動システムには高い機動力を誇る4×4システムを採用。さらに、オート/オフロード/ヒルディセントコントロールが選択できるドライブモードセレクターを標準で組み込んだ。