新型トヨタ「MIRAI」のティーザーサイトが公開。市場デビューは本年12月を予告

トヨタが次世代の燃料電池自動車「MIRAI」のティーザーサイトを設定し、本年12月に発売するとアナウンス。さらに先行試乗会を愛知と栃木で開催すると発表

 トヨタ自動車は第2世代となる新型燃料電池自動車「MIRAI」のティーザーサイトを公開し、合わせて本年12月に市場デビューを果たすと予告。また、限定の先行試乗会を愛知と栃木で催すとアナウンスした。

▲ティーザーサイトでは横向きの新型MIRAIの画像とともに、「December 2020 Debut!」のコピーが躍る
▲ティーザーサイトでは横向きの新型MIRAIの画像とともに、「December 2020 Debut!」のコピーが躍る

 燃料電池自動車(FCV)の「MIRAI(ミライ)」の次なるステージに向けて、鋭意開発を進めているトヨタ自動車。第2世代となる新型のプロトタイプ「MIRAI Concept」は、東京モーターショー2019のFUTURE EXPOにて初公開される。
 エクステリアについては、「走りを予感させるダイナミックさとエモーショナルな美しさの追求」がメインテーマ。4ドアセダンのボディで構築した外装は、TNGAプラットフォームの採用により低重心で伸びやかなプロポーションを実現する。また、ボディカラーとして複層工程により鮮やかさと深み感を強調した「フォースブルー マルチプルレイヤーズ」を新規開発。スポーツマインドを刺激するような“強いブルー”を具現化した。
 内包するインテリアは、ドライバーを包み込むようなインストルメントパネルとワイドモニターを取り込んだセンタークラスターにより、“運転する楽しさ”と“先進のくつろぎ感”を併せ持つシンプル&モダンで温かみある空間を追求する。また、居住性をいっそう向上させ、5名乗りのキャビンルームを創出した。
 パワートレインに関しては、FCスタックをはじめ、FCシステムをトータルで一新することで、燃料電池自動車としての性能を大幅に向上させる。同時に、水素搭載量の拡大などにより航続距離を従来型比で約30%延長することを目標に開発を進めた。一方で走りにおいては、TNGAプラットフォームの採用による上質な乗り心地などの素性のよさに加え、燃料電池自動車ならではの異次元の静粛性や剛性の高さなど、細部にこだわったパフォーマンスを実践する。さらに、スタック性能の向上などにより、リニアで滑るような質の高い動き出しとレスポンスの優れた気持ちのいい加速、高速域までトルクフルな走りを実現し、合わせてワインディングでは意のままのハンドリングを可能にするなど、今までにない走行フィーリングを目指して試験を繰り返した。

▲写真は東京モーターショー2019のFUTURE EXPOにて公開されたトヨタMIRAI Concept。ボディサイズは全長4975×全幅1885×全高1470mm/ホイールベース2920mmで、乗車定員は5名。ボディカラーとして複層工程により鮮やかさと深み感を強調した「フォースブルー マルチプルレイヤーズ」を新規に開発した
▲写真は東京モーターショー2019のFUTURE EXPOにて公開されたトヨタMIRAI Concept。ボディサイズは全長4975×全幅1885×全高1470mm/ホイールベース2920mmで、乗車定員は5名。ボディカラーとして複層工程により鮮やかさと深み感を強調した「フォースブルー マルチプルレイヤーズ」を新規に開発した
▲ドライバーを包み込むようなインパネと12.3インチのワイドモニターを取り込んだセンタークラスターにより、“運転する楽しさ”と“先進のくつろぎ感”を併せ持つシンプル&モダンで温かみあるキャビン空間を創出
▲ドライバーを包み込むようなインパネと12.3インチのワイドモニターを取り込んだセンタークラスターにより、“運転する楽しさ”と“先進のくつろぎ感”を併せ持つシンプル&モダンで温かみあるキャビン空間を創出

 先行試乗会は、新型MIRAIの最終段階プロトタイプを使って実施。日時および会場は11月29日にGKNプルービンググラウンド(栃木県栃木市)、12月6日にスパ西浦モーターパーク(愛知県蒲郡市)で行われる。応募は10月13日13:30~10月30日18:00の期間でティーザーサイトから受け付け、抽選のうえ各会場16組32名(1組2名が上限)が無料で招待される。会場では、MIRAI開発者とモータージャーナリストのトークショーも実施する予定だ。

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