グループPSAジャパンは10月14日、プジョー・ブランドのCセグメントハッチバック&ワゴンの308/308SWを商品改良し、同時に特別仕様車の「ロードトリップ(ROADTRIP)」を設定して、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
■308
308アリュール:296万7000円
308アリュール・ブルーHDi:318万円
308GT・ブルーHDi:344万7000円
308ロードトリップ:308万2000円
308ロードトリップ・ブルーHDi:329万5000円
■308SW
308SWアリュール:322万円
308SWアリュール・ブルーHDi:343万3000円
308SW GT・ブルーHDi:370万円
308SWロードトリップ:333万5000円
308SWロードトリップ・ブルーHDi:354万8000円
今回の改良は、グレード構成の見直しや機能装備の拡充、新ボディカラーの採用、特別仕様車の設定など多岐に渡っている。
まずグレード構成では、上級グレードのGTラインとスポーツモデルのGTi by PEUGEOT SPORTを廃止し、2車種ともにGTとアリュール(Allure)という2グレード構成に絞る。パワートレインはGTに1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(130ps/300Nm)+EAT8(8速オートマチック)を、アリュールに前述のディーゼルユニットと欧州排ガス規制EURO6.3に対応した新バージョンの1199cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(130ps/230Nm)+EAT8を搭載。特別仕様車のロードトリップには、ディーゼルとガソリンの2ユニットを採用した。
機能装備に関しては、プジョーi-Cockpitをさらにアップデートさせた最新のデジタルヘッドアップインストルメントパネルを装備したことがトピック。これまで指針式だったヘッドアップディスプレイのメーター表示がデジタル式となり、従来以上にさまざまな情報を整理して表示することが可能となった。また、キャビン空間では全モデルにテップレザー&ファブリック表皮シートをセット。GTブルーHDiにはインテリアの随所にスポーティなレッドステッチを施した。
先進運転支援機能(ADAS)の充実ぶりも、新しい308/308SWの特徴だ。アクティブクルーズコントロール(ブレーキサポート付)/スピードリミッターやアクティブセーフティブレーキ、レーンキープアシスト、ディスタンスアラート、フロント&バックソナー/ワイドバックアイカメラ、ヒルスタートアシスタンスなどを全モデルに標準装備。また、GTブルーHDiにはアクティブブラインドスポットモニターシステムとパークアシストも標準で採用した。
ボディカラーについては、新型208シリーズで高い人気を博すヴァーティゴ・ブルーを308シリーズに追加設定。ほかにアルティメット・レッド/ペルラ・ネラ・ブラック/アルタンス・グレー/パール・ホワイト/ビアンカ・ホワイト(受注生産)をラインアップする。また、足もとにはより精悍でシャープな造形の新デザインアロイホイールを装備した。
特別仕様車のロードトリップに話を移そう。従来のTECK PACK EDITIONやCROSSCITYに替わる新しい特別仕様車は、通常モデルのアリュールをベースに、サンセットオレンジのカラーステッチを配する専用アルカンタラ&テップレザーシート、同じくサンセットオレンジのカラーステッチを入れたドアトリム/ステアリング/オリジナルフロアマット、ROADTRIPエンブレム(フロントシート/フロントフェンダー/フロアマット)、アロイペダル、フロントステップガードなどを特別装備。また、先進運転支援機能としてアクティブブラインドスポットモニターシステムやパークアシストを追加設定している。