日産の定番キャブオーバーバンのNV200バネット4WDモデルが仕様向上。最大積載量をアップして利便性を向上。合わせて車中泊仕様車「マルチベッド」と、商用特装車「リフター付バン」の仕様変更も実施
日産自動車は2022年9月9日、定番キャブオーバーバンのNV200バネットの4WDモデルを仕様変更し、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
■バン4WD
DXルートバン(乗車定員2名):4AT256万1900円
DX(乗車定員2名):4AT256万1900円
DX(乗車定員2/5名):4AT259万3800円
GX(乗車定員2/5名):4AT279万8400円
今回の変更は、最大積載量を引き上げて使い勝手を向上させたことが特徴である。具体的には、最大積載量を2名乗車時で従来より150kgアップの650kgに、5名乗車時で100kgアップの400kgに設定し、積載能力をいっそう高めた。
パワートレインは基本的に従来と共通で、HR16DE型1597cc直列4気筒DOHCエンジン(最高出力113ps/5600rpm、最大トルク15.3kg・m/4000rpm)+フルレンジ電子制御4速オートマチック(E-ATx)を搭載。WLTCモード燃費は10.9km/リットルを実現している。
NV200バネットの仕様変更に合わせて、日産モータースポーツ&カスタマイズ(旧オーテックジャパン)が手がけるNV200バネットをベースとした車中泊仕様車の「マルチベッド」と商用特装車の「リフター付バン」の仕様変更も行われる。
まずマルチベッドでは、従来のワゴン2列シート仕様グレードに加えて、バングレードを新たに設定。バングレードではベッド幅をより広く使用できるほか、あらゆる路面状況にフレキシブルに対応でき、安定感のある走りを実現する4WDモデルを選択可能とした。車両価格はバン2WDが283万3600円、4WDが319万7700円に設定している。
一方、リフター付バンは4WDの最大積載量を従来より100kgアップの500kgとすることで使い勝手を向上。車両価格は329万6700円に設定した。