【ネオクラシック体験隊スペシャル】仕事を目一杯頑張り、週末は2台のホンダNSXで充電。スポーツカーがもたらす理想のライフスタイルとは

1997年式ホンダNSXタイプS/オーナー:伊藤 様

ホンダNSXタイプS 伊藤さんは先輩のオーナーから「NSXらしく維持してくれる後継者」に指名されタイプSを継承 ATをMTに換装したもう1台とともに2台体制でNSXを楽しむ熱烈なホンダ・マニア

ホンダNSXタイプS 伊藤さんは先輩のオーナーから「NSXらしく維持してくれる後継者」に指名されタイプSを継承 ATをMTに換装したもう1台とともに2台体制でNSXを楽しむ熱烈なホンダ・マニア

6MTに換装したNSXと、先輩から託されたNSX、2台を愛するエンスージアスト

正面

 伊藤さんは、生粋のホンダ車エンスージアスト、現在は念願の1st・NSXとの日々を楽しんでいる。それも2台のNSXとだ。

 紹介するタイプSは増車車両。クルマとの出会いはNSXが集うツーリングクラブだった。クラブに1台目のNSX(AT車を6速MTに変更したスペシャル)で参加していた伊藤さんは、当時のタイプSオーナーに見染められ、たっての希望で譲渡されたという。聞けば、前オーナーは年齢を考えてNSXを手放すことを決意、今後もしっかり維持してくれる後継者を探していたのだという。伊藤さんはそのお眼鏡に叶い、タイプSを託されたのである。

 伊藤さんは、熟慮の末に購入を決意。もう1台の宝物だったS2000を手放してタイプSをガレージに迎えた。前オーナーが伊藤さんを選んだポイントは、飾っておくのではなく、積極的に走らせる姿勢に惹かれたから。伊藤さんはサーキット重視だったタイプSを、公道ツーリング主体の自分スタイルにモデファイ。週末は積極的にドライブに連れ出し、手に入れてから約1年ですでに1万km弱を走破した。

 伊藤さんは「ホンダ車は、ドライバーとクルマとの距離感が近いのが魅力。なかでもNSXは格別です。2台持っていても、それぞれ走りの個性が異なるので飽きることがない」と語ってくれた。

 仕事を目一杯頑張り、週末はNSXで充電する生活スタイルは、自動車好きのひとつの夢。ちなみにヒストリックスポーツは、オーナーの高齢化が進行中だ。今回取材したタイプSは、「名車継承」という意味でも理想形と感じた。

タイプSはMT車の3.2リッター化と6速化を実施した1997年2月に誕生 取材車はタイプR用アルミ装着 ボディカラーはモンテカルロブルーパール

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珠玉の3.2リッター・V6DOHC・VTECは標準状態で280ps/7300rpm 31.0kgm/5300rpmを発揮 取材車はファインチューン済み エンジンヘッドはレッドの結晶塗装

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リトラクタブル式ヘッドライトと低いノーズは1st・NSXのアピールポイント

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タイプSは標準車比45kgの軽量化と専用調律サスでシャープな運動性能を追求 伊藤さんはステアリングをタイプS用に交換 各部の造形と仕上げは現在でも一級品

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タイプSはカーボン骨格のレカロ製軽量バケット装着 サポート性最高

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エンブレム

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