光岡自動車は10月29日、ブランド初のSUVモデルとなる「バディ(Buddy)」のティーザーサイトを更新し、外装デザインやグレード展開、主要スペック、カラーバリエーションなどを先行公開。合わせて、正式発表および先行予約受付の開始を本年11月26日に実施すると発表した。
「自然体でサラリと乗りこなせる“相棒=Buddy”」をコンセプトに開発した光岡バディは、1970~80年代のアメリカンSUV風ルックをモチーフに、独自デザインのフロントマスクやリアビューでエクステリアを仕立てたことが特徴である。基本コンポーネントはトヨタRAV4がベース。グレードはガソリン車の20ST/20DX/20LX、ハイブリッド車のHYBRID ST/HYBRID DXで構成した。
まずフロント部のデザインは、逆スラントさせたノーズに格子状のメッキグリル、縦2層式の角型ヘッドライト、オーバーライダー風のアクセントを配した大型のメッキバンパーなどで、往年のアメリカンSUVを彷彿させるマスクを具現化。一方、リア部は縦型のコンビネーションランプにメッキタイプのバンパー、段差を付けたゲートパネル、“MITSUOKA”のロゴが入ったダーク系カラーのガーニッシュなどを組み込んでオールドルックな後ろ姿を演出した。ドアパネルおよびウィンドウグラフィックやピラー造形、ルーフライン、2690mmのホイールなどはベースモデルと基本的に同様だ。
ボディサイズは全長4730×全幅1860×全高1685mmに設定する。また、外装カラーは2トーンがストリートホワイト/ホワイト、トップガングレー/ホワイト、スターオレンジ/ホワイト、ノースカロライナブルー/ホワイト、ビーチベージュ/ホワイト、フューリーイエロー/ホワイトという6タイプを、モノトーンがグローブワンホワイトパール、T800シルバーメタリック、ベルベットレッドマイカ、MJブラックマイカ、ガンメタリック、ダブルエックスブルーマイカ、グランジデニムブルーパール、80'sミント、デイ・オブ・グリーンマイカ、スリラーレッド、95イエロー、ディープパープルメタリックという12タイプをラインアップした。
パワートレインは基本的にベースモデルと共通で、ガソリン車に1986cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(171ps/21.1kg・m)+Direct Shift-CVTを、ハイブリッド車の2WDに2487cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(178ps/22.5kg・m)+フロントモーター(88kW/202Nm)+ニッケル水素電池(6.5Ah)+電気式無段変速機を、ハイブリッド車の4WDに前述のユニット+リアモーター(40kW/121Nm)を搭載。駆動機構には、ガソリン車に2WDのFF(20STグレード)と4WD(20ST/20DX/20LXグレード)を、ハイブリッド車に2WDのFF(HYBRID STグレード)と前後輪トルク配分を100:0~最大20:80まで変更可能な制御を導入したE-Four(HYBRID ST/HYBRID DXグレード)を採用している。